長距離ノート7

大阪市立大学 陸上競技部 長距離パートと申します。

文集2017(完全版)

2018-01-19 02:27:18 | コウヅサン(長距離)(卒業)


お久しぶりでございます。残り2ヶ月の学生生活に苦し悶える日々を過ごしております。石井です。

次いつ回ってくるか分かんないので自分の大学陸上生活について思いを全て妥協する事なく書きました。今までありがとうございました的な記事に匹敵する勢いです。思い出だったり自分語りだったりも多く長いので読んでてめんどくさくなったら美味しいもんでも食べてください。


11月の駅伝が終わって以来、部には顔を出しておりません。後輩どころか同期にもほとんど会わず地元でひっそりと行動しております。家におるか、やよい軒東大阪長田店におるかのどっちかです。


昨日は卒論を提出しに大学に行きました。なんだかんだ卒論は問題なく完成させた勢です。意外となんとかなるもんや。


最近の近況報告…ってほどでっかいニュースもないです。ニンテンドースイッチを先週日曜に買いました。まだ開けていません。他は秋アニメの最終回ラッシュに放心しながらも冬アニメを少しずつ見たり…ってところです。ほんと、もっと早くこの文化に会いたかった。後、中学生以来に漫画を買いました。当時高校生だった自分にとって授業中漫画読んでる人の気持ちが全くわからんかったけど、今は…ってやつです。「かぐや様は告らせたい」にハマってます。主人公2人が両想いながらも、自分から告白するのは負けを感じるというプライドがあるため、互いが相手を告白させるために色々トラップ仕掛けるもそれがアホすぎて笑える漫画です。

何れにしても学生終盤で中高生みたいなことしてます。逆にいうと中高生の時期にやってなかった分めちゃくちゃ好きになりました。子供の頃にゲーム禁止されてて大人になってからプレイしたらめちゃくちゃハマりすぎる現象みたいな。禁止はされてなかったけど当時は陸上が何者よりも一番好きやったんやなと思います。もっと他のことにも目を当てとけばよかったのに。


本題。

人と比べてしまうとどうしても劣等感とか敗北感を感じてしまうっていうのは付き物ですが、せめて自分のやってたことくらい認めてあげようと思うようになったこの頃です。

最近何してる?って聞かれた時に上に書いた事よく話すんですけど「もっと大学生らしいことしろよ」とかネガキャンされるわけで、ほっとけって思うんすよね。出かけたり飲みに行ったり旅行に行ったりっていうのは時間がありながらもしなかったわけやけど、家にずっとおるっていうのが好きやったし満足してます。

確かに自分は大学生活で出来た知り合いとか友人って少ない方やと思います。『他人と比べたら』の場合です。正直そんなん言ってたら青天井なわけで、陸上だってそんな感じでした。弟が中3の時に3000m8'50出した辺りから、長距離やってるものが同じ屋根の下で圧倒的な力の差が生まれたわけで、陸上はほんま数字で上下がわかる簡単で恐ろしいスポーツやと思います。
別に他人からは比べられることはなかったものの、自分が必要以上に気にする時期が増えました。

そもそも大学では陸上は続けるつもりなかったし、高校の時にも高3で駅伝に出て、これで終わり!って決めてた。何のために大学入ったんかと言われると、入試突破するために頑張ったっていう典型的なゴール型やったんですよ。特に目的もなかった。しかも入学してすぐに一番の話し相手にもなってもらえた母が亡くなって、めちゃくちゃ憔悴した。一番初めに書いた長距離ノートの「諸事情」はこの事です。ドイツ語で自己紹介出来るようになったでーって話したんが最後です。それくらい早かった。高校の時の友達もやっぱり大学入って何かしら目的がある人多くバタバタしてて相談しづらくて、自分自身ってダメやなあとかクズいなあ、お母さんに親孝行できひんかったなあとか自己嫌悪に陥ってました。そんな中で陸上部に入った理由が新歓の雰囲気が良かったから。やっぱり走るん好きやし入ろっかなっていうのもあるけど、決定的理由はジョギングマラソン1で知り合った立野(大学初めての友人となる)に三商戦の宿の締切あるから入るんやったら入ってという事務的な理由。まあ何でもええわ。

で、入部してからは試走合宿とか駅伝とか同期とかとで大学版の陸上を楽しんだ。陸上好きなんやなとかやっぱり思った。2回生は10000mの自己記録出せて、3回生も始めこそ不調やったものの5000m14分台目前の記録出せたり標準を切って種目別出れたりととても楽しかった。

4回生。関カレ除けば10年間で一番成績が悪く、陸上が嫌いになった年でした。就活を言い訳にするとそれまでやけど、就活を経て陸上に対する価値観が少し揺らいだのは事実。これまで「長距離」という箱の中だけでしのぎを削ってたわけやけど、就活してると多種多様な経験してる人が数多とおってグループ面接で経験値抜群に高い人に何遍も遭遇した。自分がこれからもすべきは陸上なのかと疑義を持つようになった。とか、難しく考えてたけど結局陸上一本でこだわる必要なんてないんじゃないかって自分の中での気の緩みがあったんやろうな。陸上一本で大学を過ごすのも私立の推薦やないしこだわる必要なんてないとか気づいてしまった。後は正直弟の存在がでかすぎて自分にとって陸上を続けるのがもう限界に近かった。弟さん速いですねとか言われるのは別にいいけどやはり腑には落ちない。いい加減この気持ちも取っ払うべきやったと思う。レースも泥沼で5000mでは16分台〜15分50台を連発してレース内容を振り返りたくないレベル。他にも駅伝出場をかけた最終挑戦記録会で再起を賭けて挑んだものの無様にも散り、最終組まで残ってくれた人に合わせる顔がなかった。結局復活する事なく駅伝でも区間20/22位。OBの方にも期待されつつも腐れ切ってしまった。けどもう終わり。辞めたいとか思いつつもここまでよくやり切ったと最低限認めて2017年の陸上に幕を降ろす。

て事で真っ黒な4回生でしたが、自分の大学陸上を振り返ると結局最後だけめちゃくちゃ歯切れ悪くて、それ以外はそれなりに楽しかったです。うん。

なんだかんだ大学でも陸上続けといてよかったです。じゃないとこんなに友達でけへんかったし、悔しいとか鬱陶しいとかいう感情も持つ事なく卒業する羽目になった。他の選択肢もあったんやろうけど、結局全部もしもの話で隣の芝は青いってやつやし無視無視。

パート長も務めた3回生はメニュー立てたり方針をみんなで決めて行ったりするのがかなり難しかったし、頼りなく迷惑ばっかりかけたなあと。姫野も川村も頑張ってくれたし、伏本と浅野はこの一年上手い事やってほしいと思います。二人とも積極的やからパート長の思惑が一人歩きしない限り大丈夫やと思うけど。

1回生も怪我なく来年度以降も結果残してくれるとおじさんは嬉しいです。


自分は11月から全く走っておらず、走るとならば電車に間に合うかどうかの瀬戸際で走るとかそんなくらいです。競技としての陸上を続ける気持ちは全くないですが走る事自体は好きなので2月になったらジョグとかやり直そうかと思います。今だから言えるけど秋以降の練習は意地で続けてただけでしんどさの比率が大きかった。けど、陸上からガッツリ離れて気持ちもだいぶリフレッシュしてきて走りたい欲もだいぶ溜まったのでまた走ります。こうして永遠にランナーとして生きていくんでしょうか。わかりません。

という事で、3月の学連で5000m出ます。記録にはこだわらずに記念レース的な感じで挑みます。目標を言うならば最後の最後くらい『陸上楽しかった!』って気持ちで終わることです。劣等感とか敗北感にまみれることのない純然たる走りができるように心がけます。自分が良いと認めたら最後くらいそれでええねん。

はい、長かったけどおしまい。
4月からは激務が待っている(らしい)ので精一杯怠惰な生活極めておきます。

多分卒論終わってると思うから次はハカリをくれた人。

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