小歴小酒小本

周辺の神社、仏閣を探索して、力をもらっています。

「空海の風景」読みました。

2014-04-20 09:09:14 | 日記
 昨夜(今朝)「空海の風景」読み終えました。ちょっと時間がかかりました。

この本は、小説ではないですね。司馬遼太郎さんの、空海についての私感的書物ですね。

司馬遼太郎さんはすごいですね。空海は世紀の大天才ですが、司馬さんも天才。


 子供の頃から、なむだいしへんじょうこんごう(南無大師遍照金剛)と、法事やお墓参りで

常に耳にしていたのは、千数百年前に実在した人なんです。

現実の世界とは別の世界の神様仏様では、ないのです。

しかしながら、完全に神格化されています。西洋では、現実の人間を神とあがめることはな 

い、ように聞いたことがあります。どうでしょう。そんなことないでしょう。


 何年か後に、お遍路に出かけたいと思っている私ですが、いい勉強になりました。

ただ、少々司馬さんの私感が強いかな、と思うところもありました。文献を直接読んでいるわ

けではない(読めない)ので、わかりませんが。


 一緒に常に登場する最澄さん、このひと、ちょといいですね。この小説では主役ではないの

で対比(最澄さんがいないと空海の話は進まない)として登場しますが、いいのか、よくない

のか、受け取り方次第ですね。最澄さんに興味をもってしまった人も多いのでは。


 密教、金剛界、胎蔵界、顕教、興味津々。う~ん入ってしまわないようにしないと。入って

しまうとぬけられなくなってしまったらいけない。


 このわけのわからない世界は、先人の天才たちの慈悲にすがろう。

そして申し訳ないけれど、凡人は、都合のよいように、すがらさせていただこう。

コメント
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