湯本さんの『夏の庭』が良かったので、今度は『ポプラの秋』を読んでみました!主人公は千秋という女の子。父を亡くしたばかりの千秋と母は、あるアパートに引っ越します。そして、そこで出会った大家のおばあさんと不思議な交流が始まっていきます。
千秋は死に対して強い恐怖を持ち、緊張した日々を送っていたところ、おばあさんがある秘密を教えてくれます。それは自分が死んだときの役目のことで、あの世に手紙を届けるというもの。その話を聞いた千秋は父へ手紙を書くようになり、少しずつ父の死を受け入れていきます。書くということによって、気持ちが解放されていく様子が心地良いです
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おばあさんの他にも魅力的な人物が多いので、とても面白かったです!また、湯本さんの文章はすごく読みやすくて、好きだなと思いました。ラストも素敵で、良かった!!もっと文庫化してほしいな~。他の作品もぜひ読んでみたいです。
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