wonderwall

本と雑貨と手作りのブログ。

「不思議の国のアリス」

2006-03-13 | 児童書
ルイス キャロル, Lewis Carroll, Tove Jansson, 村山 由佳, トーベ ヤンソン / メディアファクトリー(2006/03)
Amazonランキング:位Amazonおすすめ度:


絶版になっていた『Alice's Adventures in Wonderland』(洋書)が、村山由佳さんの新訳で復刊しました!復刊ドットコム(絶版本などを復刊させよう、というサイト)で投票して発売を待っていたので、嬉しいですっ。

この本は、ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』にトーベ・ヤンソンが挿絵をつけたもの。キャロルのお話もヤンソンさんの絵(ムーミンなど)も大好きなので、とても気になっていました☆ほとんどが日本初公開の絵(カラー11点とモノクロ40点)だそうです。

ヤンソンさんが描いたアリスの絵は、大丸ミュージアムで開催されていた「ムーミン展」で数点見たことがありました。アリスの挿絵と言えばジョン・テニエルの絵が有名ですが、ヤンソンさんの絵もまた違った魅力があって素敵です。先日、本屋でも見たのですが、家でじっくり観賞したくなりましたっ。

ただ、小説家の村山由佳さんが訳したというのが、気になります・・・。物書きの人だと文章に個性が出るので。amazonのレビューでは帽子屋が関西弁との情報もあって、ちょっとショック。立ち読みしたところ、「~した、~だった、~たのさ」というような文がとても目に付いて、あまり良い印象を受けませんでした。

出版社の人は今までとは違う「アリス」を目指したのかもしれませんが、この本はヤンソンさんのファンが復刊を望んでいたので、絵をメインに売ってほしかったです。それだったら、洋書で出版してくれた方が良かったかも。なので、買おうかどうか迷います~。