岩千晶のつれづれ日記

教育工学を専門とし,高等教育における学習環境デザインに取り組むママ研究者の岩千晶が気の向くままに書いている日記

斬新な授業・民間出身の校長

2006年01月13日 | Weblog
今日ニュースを見ていたらこれまでにはあまりなかったような授業実践を紹介していた。それは中学校にホームレスの人をゲストティーチャーとして招いて、講義をしてもらうというもの。主には生徒からの質疑応答が中心であるように思ったが、公民の授業としては非常に斬新なものであると思った。授業の全体像をみていないのでなんともいえないが、どういった単元で進めているのか気になった。

いったい誰がこの授業を企画したのだろう?ホームレスを学内に呼び入れるにはなかなか手回しが大変では?と思ったら、これを企画したのは校長先生だった様子。

この中学校の校長は、元リクルートの社員で現在は都内初の民間出身の校長として勤務されている。校長は、このほかにもプロのミュージシャンを招いて土曜学校を開催する、陰山英男先生の講演会を開くなどしている。

校長先生の独自の人脈を活用しているからこそできる授業という部分もあると思うが、それだけじゃない。自分の信念をもって新しい学びをみなでつくっていくのだという姿勢を感じた。とはいえ、ニュースでちょこっとだけ紹介されていた程度なので学校の雰囲気、先生方のお考えなどを聞けたわけではない。機会をつくって是非一度訪問してみたいと思う。HPをみるかぎりでは情報リテラシーの授業にも力をいれておられるみたいだし。

http://www.wadachu.info/toppage.php
http://www.wada-j.suginami-tky.ed.jp/

ちなみに現在日本で民間出身の校長は103名おられる。