出産追憶 その１：バースプラン

私は出産前にバースプランを立てた。いろいろなサイトを参考にして見事なプランを立てたが、実際にはそのほとんどが実行できなかった。たとえば出産のための雰囲気作りや立会い出産。

●分娩室で聞く音楽の選曲
4枚ほどのアルバムを用意していたが、そんなのを聞く気持ちが全くおこらず。陣痛を甘く見ていた浅はかな私…よってCDは1度も聞かずじまいのまま持ち帰ることになった。

●夫との立会い出産
いろんな理由から夫は「さぁ赤ちゃんがでてくるぞ」ってときは分娩室から退室ということになっていた。が、実際「さぁ出てくるぞ」の瞬間は、助産師さんも私も夫も必死で「僕退室します」なんて言える状況ではなかったらしい。産まれる瞬間は顔の方だけみておくという約束もなんのその。夫は助産師さんと一緒に「あたまでてきたぞーがんばれー」とか叫んでました。

●ビデオ
陣痛で苦しんでいるとき、息子が産まれてくる瞬間、これをビデオに収めておいてと夫に依頼をして、三脚の使い方から、カメラワークまでびっちり学んでもらっていたのに結局一切撮影できず。夫はもがき苦しんでいる私を横目に車までビデオをとりにいく気が全く起こらなかった様子。でも私もあんなに陣痛が苦しいとは知らなかったので、正直誰にも見せたくない映像だったと思う。まぁ、撮影してもらえなくてよかったと今になって思う。二人目のときもビデオ撮影はいらないわ。

とまぁ、思っていたこととは違うことがいろいろおこったけれど、それもこれも全て良い経験だった。次にもう1回くらいトライすることになったときは、バースプランはもうたてんぞ。