岩千晶のつれづれ日記

教育工学を専門とし,高等教育における学習環境デザインに取り組むママ研究者の岩千晶が気の向くままに書いている日記

BABY誕生!

2005年01月30日 | Weblog
いとこのりえちゃんに女の子ができた!
つわりやら、なんやらと、妊娠中の大変さを聞いていただけに
喜びもひとしお!本当におめでとう。

今日はこれから母と一緒にお見舞いに行くからね。

おかたづけ

2005年01月29日 | Weblog
久しく、掃除機をあてていない事にふと気づいた。
台所に目をやると洗っていない食器たちが・・・

しばらく忙しくて、家事ちょっと、ほんのちょっとサボってた。
今日は朝から掃除、洗濯x2回、食器あらいに、花の水遣りに
働いたよ~

さて、これから本でも読もうかな。

→読んでみた
S.M.ロス・G.R.モリソン著(2002)「教育工学を始めよう」北大路書房

テーマの選び方、論文の書き方について書かれている。
もう少し突っ込んだ内容を見てみたい気がした。それは
自分でしろってことね。

けれど、M1のみなさんたちがプロジェクトの時間に使うのは
よいなと思った。

ポッターさんの講演とびっくりおめでたい!

2005年01月28日 | Weblog
イギリスからハイディー・ポッターさんが関大に来られて
イギリスと日本の交流学習について話をしてくださった。

私としてはイギリスと日本の交流よりも、イギリスの実施している
Sustainable Developmentと交流学習との関わりを聞いてみたかった。
ちょっと質問してみると・・・・
イギリスでは旧植民地国と交流をしている例はあるとのことであったが
実際は、内容のないもので終わってしまっている場合が多いらしい。

日本でもいまボリビアとの交流を支援しているが、美術作品の交換に
とどまっている。交流学習を成功させるには、先生方との打ち合わせが
必要になるが、メールがないのでそれすらスムーズにできない。
だから、とりあえず美術品を交換するにとどまってしまっている。

寝屋川の梅が丘小学校ではブルキナファソと交流をしているが、いざ開発について
聞いてみるとなると、現地の人に(金銭的に)貧しい生活について聞きづらい
とのこともあり結局その部分に関しては学習がすすめにくかったそうな。

どこか他に実践している学校があるのかなぁ。アメリカのピースコーあたりだったら
こういう活動を支援しているのかな。


@@@@@その後@@@@@@@@@@

ひさびさに会社の同期(元同僚)と飲みにいった。
ここですばらしいサプライズが!
同期の仲良し二人が結婚することになった~
しかも5月とのことで、驚いちゃったよ~

東京で式をするといっていたので、また5月には東京に
遊びに行くことになりそうだわ。楽しみ~

三箇牧小学校とボリビアの方との交流

2005年01月27日 | Weblog
先日研修をしたボリビアの方たちが、日本の小学校をみたいとのことで
三箇牧小学校を訪問され、私もその付き添いとしてお邪魔した。

学校に着いたとき驚き!三箇牧の先生がスペイン語で「歓迎ボリビア」みたいな
垂れ幕を作られていて、一緒に記念撮影を行うことから、訪問がスタートした。

その後も、校長先生がスペイン語で挨拶されるなど、三箇牧小学校の
受け入れ態勢がすばらしいのにも驚き!何に対しても柔軟に対応して
下さる三箇牧小学校、、すばらしいです。

その後、算数、国語、体育など6つの授業見学をした。

ボリビアの方
算数の足し算・引き算:カードを使ってのたしざん・ひきざんゲームに興味関心
体育:なわとびの達成カードのコピーをほしいといわれる。

上記のような興味関心を聞いて、ICTを活用した授業よりも、手作りで作成できる教材や教育方法を学ぶ方がいいように思った。また、いくつも学校を見るよりも可能であればSTAYをして、半月ほど学校にはりついて授業や準備の様子を学ぶ方がよい気がした。

ボリビアから来られた先生への研修

2005年01月25日 | Weblog
今日は南アメリカのボリビアから小学校教員、校長、教育委員会の方々
計12名が関大にこられた。私はこの方たちに、久保田先生とTTで10:00-16:30まで
「教育工学演習」を行った。

プログラムは講義やワークショップなど参加型を取り入れた研修にした。
まぁ、講義はちょっと緊張して、しどろもどろになっていたが、ワークショップは
順調だったと思う。

以下は研修に関するメモです。ボリビアの教育を知りたい人に活用して
もらいたいと思います。

050126 ボリビアへの研修

●KJ法を活用したワークショップのまとめ

ラパス行政チーム

・教育にいろんな人が参加するようになってきた。
・多文化教育がおこなわれている。36民族の共存を目指して、異なった文化を尊重し強制することを教えている。そのため教職課程のある大学にも異文化理解教育をどう教えるかについての教育が実施されている。

コチャバンバ行政チーム

・校長先生が民主的に選ばれるようになった。
・教師が自分たちの経験や知識を共有していこうとしている。教育技術導入の反省会を企画している。
・先生、こどものニーズをキャッチし、総合的な学習のように科目の枠を超えてTTをおこなったりしている。
・総合の結果、生徒が自分で学ぶようになってきている。
・新しい評価、観点が導入され、こどもは自分の評価をすることができる。ポートフォリオなども実践している。ただ、子供が自分の評価、自分の達成度や到達度を知るために実践しているわけではない。最後には最終評価のようなものが行われる。
・親が新しい評価方法を理解できない。

校長先生チーム

・地方にある学校の子供たちをモデルに考えました。
・異文化理解を実践している。
・父兄への働きかけを行っている。
・学習過程におくようになり、より実践的なものをできるようになった。
・ボリビアでは共通のカリキュラムがあります。
・いまは以前よりさらに多くのものを先生が教えるようになった。
・学校はカトリック(宗教)が建てる。教員の給与などは国から支給で運営している。半官半民のような形。
・親は学校へ来ても「たかが先生だろう」という見方をして、子供を叱ったなど文句を言ったりする。
・先生は専門職というほどの給与体系になっていない。毎月90ドルしかもらっていない。
・一つの教室に47人ほどいる。
・カリキュラムの内容よりももっと人間の価値を高めるという教育をすることを目指したい

現職の先生チーム

・校内研修制度について、8つのプロジェクト校でしている
・授業案を作成して、授業を企画できるということ、TTで授業を進められるということ、子供たちの反応を考えた授業ができるということ
・現職教員研修がスタートしたということ
・学校の環境、クラスの環境に応じて企画をしていける
・TTの場合、低学年中学年高学年というくくりで学年が上がる。学年ごとで先生がチームを組んでここなう。
・先生との間で協調関係ができる。柔軟に学んでいける。
・自分のことを話せずに閉じこもりがちである。
・現場の教員にとって大きな問題として展示物ができない。
・展示ができない

まとめ

・教育改革には先生・校長・行政の3者がどう協力し合うのかということが大切
・問題を共有するということ、方向性を共有することが重要です
・教育改革に関しては、3者とも好意的に受け止めていると思いましたがどうでしょうか?
・10年間の教育改革の評価段階になってきている。いろんな意見を統合して新しい段階に入ろうとしている。現場の先生は教育改革の評価に関してあまりいい評価をしていない。けれど行政に関してはポジティブに考えている人が多い。
・(校長)たしかに行政面に関しては良くなった。いろんな役割を担う人事が行われた。しかしカリキュラムや教授面に関しては予算が増えていない。
・(行政)いや、行政面が悪い。教育は良くなっている。構成主義がはいったこともあり、教育は良くなった。ただ、行政はうまくいっていない。外国から専門家を呼んできてたった3時間働いてもらうために15000ドル払うとか。しかし、現場の先生も問題を持っている。先生自身が自己を高めるようにしないといけない。けれど、教育改革というと拒否反応を示してしまう。
・(校長)教育改革でTTができるようになった、学びの中心を子供に置くようになったのはいいと思う。けれど、学校運営をふくめて行政が押し付ける傾向がある。
・(久保田)教育に関するメリットデメリットと教育改革に対するメリットとデメリットが一緒になってしまっている。これを分けて考えるべき。



●研修に対する反省


・ポートフォリオなども実践しているのであれば、教育方法の立て方について伝えた方が良かったか?
・KJ法、具体的に文章で書くようにする。発表時「ボリビアの現在の教育についての良いところ・悪いところ」について発表するという形をとったほうが良い。
・教師がサポートするという授業ばかりを紹介しすぎたか。もっと科目におけるICTの活用を紹介しても良かったかも。先生の準備やサポートをどのようにしているのかをもっと伝えた方が良かった。
・ボリビアについての教育実践をもっと知っておきたかった。
・最初の講義の部分で、参加型をもっと取り入れるべきであった。また、CCAについて理解を深めていない段階であったにもかかわらず、講義に取り込んだのには無理があった。無理のないようにもっと準備に時間をかけるべきであった。

●所感
・適材適所の配置ではなく政治的な力が働いて人事が行われている。親が新しい評価手法を納得しない。→教育方法ももちろんであるが、コミュニティ改革をするほうがよいかもしれない。親へのアカウンタビリティ
・これは教育工学演習だから、教育手法やICTを活かした実践について紹介をするべきだとされている。新しい手法や実践を紹介することは新しい視点の獲得や教育改革のきっかけとして意味があると思うが、ボリビアで活かすことができなければ意味がない。コミュニティの問題を解決する必要があることを強く感じる。けれど、これは日本も同じか?

大変でした!

2005年01月20日 | Weblog
とある論文をとある学会に投稿しました。
5年ぶりに書いた論文です。

書く前からなぜか書ける気でいた私。
けれど、そんなうまくはいきませんでした・・・

苦労しながら何度も修正し、やっと提出することができました。

はぁ・・・出せてよかった。(載るかどうかはわからないけど)

今回の教訓を生かし、次回からは早めに書きだそうと心に決めた私です。