岩千晶のつれづれ日記

教育工学を専門とし,高等教育における学習環境デザインに取り組むママ研究者の岩千晶が気の向くままに書いている日記

最優秀達成賞をいただきました♪

2007年11月28日 | Weblog
とある研修にて最優秀賞をいただきました.

といっても,夫なんだけど♪

夫はこの3ヶ月間とある人材教育会社の研修に参加していた.プレゼンテーションとかスピーチの仕方を学ぶような研修であった.夫は毎週土曜日1時から17時までという結構な時間を使って参加していた.いよいよ来週で最後か・・・と思っていたある日,夫から研修卒業式の招待状をいただいた.普段の研修でどういうことをしているのかを見れるし,プレゼンやスピーチの研修なら授業にも活かすことができるだろうと思い本町まで出向いていった.

受講生は20名ほどいらして,最終講義の課題として「この研修で学んだことと今後のビジョン」について全員がプレゼンテーションをするとのことであった.正直知らない人のプレゼンを聞くのはちょっと退屈するかなと思ったが,意外や意外!受講生のプレゼンはおもしろく,かつ真剣に取り組んでいるオーラがめらめらとわいていて,私をひきつけた.さすが,みなさん!お勉強の成果が出ておりました!

あと,プレゼンの内容や方法ももちろんだけど,一生懸命取り組んでいるという様子は聞いている者もひきつけるのだなぁと思った.皆さんの熱意がすごく伝わってきた.こういう熱意がプレゼンで大切だということは,これまであまり実感していなかった.けれど,一番大事なのは伝えようとする熱意なのだろう.これは次の授業で学生に話さなければと思った.

ちなみに,夫は一番最後のプレゼンだった.内容はシンプルなものであったが,論理的に流れた話で聞きやすかった.人前で話す夫を久しぶりに見たので(新人研修以来♪)なんだかとても照れくさかったが,心からのエールを送りながら真剣に聞いた.

プレゼンが終わると卒業証書の授与があり,その後アウトスタンディング賞,ブレークスルー賞という2つの賞の発表,そして最優秀達成賞の発表がある.これは受講生の投票制でおこなわれる.夫は,最初の2つの賞では名前を呼ばれなかった.最優秀達成賞で名前を呼ばれるかなぁ・・・と思っていたら「岩崎英治さん!!!」と来た.

やるかなぁとおもっていけれど,本当に夫が受賞したので,なんだか私は笑えてしまった.「ほんまにやりはったわ.この人は・・・」という感じである.夫は本当にまじめで一生懸命な人だ.おめでとう夫!3ヶ月前に支払った●●万円,無駄ではなかったようだ!

夫のがんばっているところも社会人のみなさんががんばっているところも見れたし,研修の進め方など授業の参考になる部分もあった.とてもいい1日だった.

病の季節

2007年11月26日 | Weblog
寒くなってきたので保育園は菌だらけ.いまはロタが流行っている様子.うちの子も下痢気味だし,鼻水はかれこれ3週間ほどで続けている.そのせいで,中耳炎にもなってしまった.悲しい・・・.

今日は登園前に耳鼻科につれていったが,同じようなお子ちゃまたちでめためた混んでいた!1時間ほど待たされてようやく受診してもらった.ふぅ・・・.先生からはしばらく毎日連れてきてとのこと.毎日1時間も待たされるのは私もリクもかなりきつい.なんで予約制にしてくれないのだろう・・・つい愚痴ってしまうけど,しょうがない.私たちがんばります!

その後,下痢の薬をもらうために小児科に行く予定にしていたが,予想以上に耳鼻科が込みお昼の時間帯になったので,小児科には夕方に連れて行くことにした.

寒くなって病が流行りだしているよぉ・・・.まだ冬も始まっていないのだろうけど,春が待ちしいわ.

FDフォーラムで教員・学生・職員が肩を寄せて話し合う!

2007年11月25日 | Weblog
私は先日FDフォーラムに登壇させていただいたのだが,発表の中で参加者の皆さんに意見交換をしてもらう活動を取り入れた.

最初このことを言った後,「え・・・」という戸惑いの雰囲気が部屋中に流れたが,とにかくやってみましょうということで,強引に3,4名でチームを作って話をしてもらうことにした.

チームは教員と学生と職員がなるべく混じるような形にした.最初は席を近づけて話すのもちょっと・・・・という感じであったが,3分ほど経過すると会場はみなさんの声のざわめきで非常ににぎやかな状態になっていた.

会場では予想以上に活発な意見交換がされていた.短い時間ではあったがこういう場を設定してよかったと思う.先生と学生と職員が一堂に会して話し合うなんてことはめったにもてない.そういう意味でも貴重な時間だったと思う.

フォーラム後,FD委員長のI先生から「来年は,FDフォーラムの企画からしてみない?」とのお言葉をいただけた.とてもうれしかった.これもアドスタメンバーで協力できたからこそだと思う.

来年はワークショップ形式とか,FDCAFEとかFDBARとか楽しいことができるとよいなと思う.むふふ.

オーダーはいります!

2007年11月22日 | Weblog
最近,リクたんからのオーダーがおおい.

例えば・・・

保育園から帰る車内で
わたし「今日のごはんはりくたんの好きなおととだよー」というと,りくたんは「ウィンナー,えびぃー」といって新たなメニューをオーダー.

家に帰って手を洗おうとして蛇口をひねると

りくたん「ちゅめたい.お湯」といって温かいお湯で手を洗いたいとのオーダー
もちろん,「こどもは水で手を洗うもんだよ」といったけれど,やはりお湯を出してしまった.あまいわたし・・・

その後,うちに来ていたおばあちゃんを見送る際,おばあちゃんが後ろを向いていたのを見て 

りくたん「こっっちょみゅいてー(こっち向いて)」とこっちを向いてバイバイをしてほしいことをオーダー

とこんな具合.

これからもいろんなオーダーがくるんだろうなぁ.
いまのところ,どのオーダーもかわいいので,オーダーが来るたびににっこりしちゃう私です.

ガソリンスタンドが消えている・・・

2007年11月21日 | Weblog

高槻京都ホテルで水越先生・遠海さんとFDフォーラムの打ち合わせを兼ねてカレーランチをしていた.その後,高槻キャンパスに向かっている途中,後ろの車からぶーぶーとクラクションが鳴る.あれれ?と思っていると,おじさんが降りてこられて「パンクしているよ.気付いてない?」と.全く気付いていなかった.

先生と遠海さんを駅で降ろし,ガソリンスタンド探しへ.思い当たる一番近いガソスタへいったら,セルフになっていた!その後も,地図をみて,ガソスタをまわったがなくなっていた!悲惨!すでに20分以上経過!

いつほにゃほにゃのタイヤになるんだろう・・・と思いながら,高槻キャンパスから近いオートバックスまで向かう.で,15分で無事タイヤ交換終了.あぁよかった.

それにしても,世の中のガソリンスタンドがどんどん消えていってるような気がする.これだけガソリンが高いとその経営も難しくなってきているのかな.ガソリンスタンドの勝ち組ってどういうところなんだろう・・・.

最近市場戦略論の授業支援に携わっている関係で,市場戦略のことについてよく考えてしまう.市場戦略って生活と身近な学問だなぁ.新しい分野を学ぶのも結構楽しいもんですな.

個人に見合った外的動機付け 夫・りくたん分析編

2007年11月20日 | Weblog
なにかをするぞ!っていうやる気がわいてくることは人が成長するに当たってすごく重要なことだと思う.そういうやる気が自分の中からわいてくることを内発的動機付けといって,他者からなんらかの刺激があって,やる気がわいてくることを外発的動機付けという(とても簡単にいうと).

私は,内発的動機付けが起こるように,学生には外発的動機付けを与えるような学習環境を用意する立場.各学生に適した学習環境や学生への接し方ってどういうのがええんじゃろ?ってのを考える.

学習環境をどうとらえるか,という問題もあるんだけども,個々の学生に合わせた学習環境を作るのは結構な時間と労力もかかる.けれど,個々の学生に対する接し方を変えるのはわりと簡単にできるのではないかと思っている.

とはいっても,学生とのやりとりもいれた授業をして,学習者の性格を知らないといけないので,それなりの時間はかかるけれど.

例えば,夫の場合は・・・?

現在,夫はとある研修に通っている.毎週土曜日は1時から17時までお勉強.その研修では毎回発表があって,その度ごとに優秀者を決める.優秀者にはペンをもらえるらしい.

その日,私は夫を駅まで車で送り,「今日は賞とってな!がんばって!」といって見送った.17時すぎに夫から電話があり「賞とったで!」との報告.

やりよるな!夫!と感じると同時に,夫は激励して伸びるタイプだと感じた.がんばれ!といって,他者からの期待を背負って伸びるタイプなのだ.

じゃぁ,りくたんは・・・?

保育園の連絡帳を見ると,「りくたんはサラダを残していたのですが,みゆちゃんと保育者とで『かっこいい』というと全部食べてくれました」というのがよくある.

完全に褒めて伸びるタイプだ.(笑)

夫にはがんばれ!りくたんにはきみならできる!といって接することで,さらに彼らのやる気が増す??と思ってしばらくそう接してみようと思う.

学生ともいろいろな話をして,彼らがどういう人間なのかをもっと知って,彼らの個性を伸ばせるような,やる気を引き出せるような授業ができたらよいな.

私は・・・?りくたんと一緒な気がする.きっとりくたんが私に似たのね.

関西大学FDフォーラムに登壇します♪

2007年11月19日 | Weblog
関西大学で開かれるFDフォーラムにアドバイザリースタッフとしての活動を紹介するべく登壇いたします.

みなさまぜひご来場ください!

ちなみに私は第二部で登壇します.これまでの活動の振り返りと,現在実際に支援に入っている授業をとりあげてどんな活動をしているのかを紹介します.参加者の先生方ともインタラクティブにやりとりをしながら,発表させていただきたいと思っています

●日 時 平成19年11月21日(水) 13:30~16:00

●場 所 千里山キャンパス 以文館2Fカンファレンスルーム 同時中継 高槻キャンパスTB101

●テーマ「みんなのFD3 -TA(Teaching Assistant)、授業支援SA(Student Assistant)、授業支援アドバイザリースタッフによる教育支援-」

●プログラム
(第1部) 実践報告 (専任教員3名 約60分)
  Teaching Assistant(TA)の効果と将来展望
    ~TAは授業の名脇役となれるか~

(第2部)報告 (約60分)
  講義(授業)環境支援と講義(授業)技術支援の効果と将来展望
   ~Student Assistant(授業支援SA)から見た講義(授業)環境
        とAdvisory Stuff (授業支援AS)からの支援~

●参加費 無料

もうだませないな・・・

2007年11月18日 | Weblog
先日,広告を見ていた際に,トイザラスの広告を発見.

「ここにおもちゃの広告があるよ.見てみたら?」とりっくんに渡すと,広告を真剣に読む(見る?)りっくん.

私が「どれがほしい?」と聞くと,りっくんは「こでー(これー)」あんぱんまんのショベルカーを指差して教えてくれた.「よーし,じゃぁあげよう!」といってその部分を破って「はい!」と渡すと相当怒られた.

もうだませそうにない.

これからはおもちゃの広告は見せられないな・・・とこっそり感じる私であった.

ちなみにりっくんが怒るときは,後ろに反り返って足をじたばたさせること・・・.スーパーなんかでやられたときにゃ,大変です(笑)

トイレトレーニング

2007年11月13日 | Weblog
最近,りっくんがトイレで大・小をしてくれることが多くなった.おまるに座らせて「しーしてみ」というと元気に出てくる!

これはとても楽.オムツの交換は本当に大変だったもの.2歳を目の前にしてやっとオムツ交換から離れられそう.りっくんも紙ぱんつから卒業だわ.完全に取れるまではまだ時間がかかりそうだけども(笑)

でもでも,うれしい!

これはひとえにりっくんの力だと思う.私は特に何もしなかった・・・.おまるで成功したときに「やったねーーー!」とかいってほめまくったけれど,,,結局りっくんが保育園でお友達がしているのを見たりしながら,学んでいったのだと思う.えらいぞ!自己学習能力をおとなになってもKEEPしていくのよ!


導入教育での学生参加型授業

2007年11月11日 | Weblog
京都外大(非常勤先)の1年生を対象に導入教育を担当している.
これは全学年共通のテキストがあり,それに沿って授業を進める.ここに,私は参加型をキーワードにして,学生自身が考え,意見を発言する場を設けるようにしている.

昨日は,特にロバートリーサー教授の講演を生かした授業をしてみた.具体的には,学生にたくさん質問をすること,学生の意見を引用して講義をすることの2点である.ユーモアを入れるというのもあったが,私のキャラ的に難しいのではないかと思って,あきらめた(いや,すべるのがこわいからか!?)

授業内容は,文章を批判的に読み解き,論理的な文章を書くというところであった.テキストには,①自分の主張を理解してもらうための方法についての文面と,②引用記事に対して自分の意見を論理的に書くという問題が2つ用意されていた.

まず授業の冒頭では,論理的な考えや批判的な考えがなぜ必要だと思うか?どういうところで役立てられそうか?というのを4-5名かの学生に答えてもらう.それに対してコメントをする.そして,授業に入っていく.

けれど,このとき,「わからない」と答える学生が2名いた.じっくり考えないといえない質問だったカナと思い,今度は紙に書かせることにしようと思った.自分の意見を口頭でさっと言えない学生も,紙には自分の意見を書けるしそれを読むことはできる.

次に,①の講義では,事実と意見の違いについての解説をすることになっている.これについては,まず学生に事実と意見の違いについて考えてもらう.事実とはどういうものなのか?意見とはどういうものなのか?前段での反省を生かして,まずは紙に書いて考えてもらう.意見を書いているときはどの学生の意見がいいのか,見て回る.それぞれについて5名ほどに意見を聞く.

では,新聞の意見は事実か意見かを聞いてみる.こうなると多少意見が分かれてくるので,おもしろくなってくる・・・といった具合に,事実と意見の違いについて私が講義するというよりも,私が質問をして学生自身に考えてもらいながら授業を進めている.

また②の課題に対しても,学生同士での評価を積極的に取り入れている.学生のかいた意見に対してコメントを学生同士でしあう.そのときに,評価の指標を幾つか示しておく.それに対して◎,○,△と自由記述でコメントをさせる.こうするとたまに,全部の指標で◎をすぐにつける学生が出てくる.

これを防ぐために,全部◎がついた人には,評価した学生とされた学生に皆の前で意見を言ってもらいますという風に言うと,全指標で◎をつける学生はぐっとへる.本当に◎の学生だけ残るので,いまはよい方法かなと思っている.自由記述をみていても,相手を褒めるだけでなく,「ここをこう変えるともっとよくなります!」ということもいれるようにいっているので,批判的に相手の課題に対するコメントを書いているように思う.

他の学生の課題に意見することで,自分の課題についても振り返る機会にもなるのではないかと思っている.

こんな感じで導入教育で参加型の授業を展開しつつある.今後もいろんな方法を取り入れつつ,試行錯誤ながらも,学生が考える授業をつくっていきたいとおもう.