一昔前までは自宅出産も看取りも、ごくごく普通の事でした。
それはきっと、コミュニティの力が格段に豊かだったこともあるのでしょうが、便利や効率を求めた結果、普通が普通ではなくなったからなんでしょうね。
松江市で自宅出産を望まれた方が、八方手を尽くし、受けて下さる助産師が群馬からおいでになり、縁あってカムの宿に宿泊される、こんな機会はまたとない!と思い、お話し会をお願いしました。
日程を決めようかという時に、たまたまいらっしゃった看取り士の大橋さんと助産師の山田さんが意気投合、「助産師と看取り士、生と死を語る」お話し会が決定!
出産の都合で中止もありうるかと思っていましたが、赤ちゃんがお母さんのおなかの居心地が良かったようで、昨日無事開催させていただきました。
お話し会は最初に自宅出産の記録映画「おうちで産みたい」を鑑賞。
この記録映画を見るのは2回目でしたが、やはり感動!そして、出産の常識と思っているものが実は随分違っているかもと思わせるもので、参加者との交流を交えたお話し会でも驚きの声が上がり、、、
お二人の一番伝えたいことは、病院や助産院だけではなく自宅で出産する、例えお独りの方でも看取りをお願いできる選択肢もあるんですよということ。
ある産科医院では、こうして欲しいとかこういう出産がしたいとお願いする妊産婦は、“わがまま妊婦”と言われているのだとか。
出産も看取りもあくまでそれぞれの権利だと思います。
これだけ科学が発達した社会なんですから、世間の常識の枠外が切り捨てられるのではなく、自分の希望が叶う社会でありたいものです。
またまた絶対に面白いお話し会のご案内です(*^^*)
助産師と看取り士、生と死を語る
在宅分娩を手掛ける稀有な存在となった助産師と看取りステーションを立ち上げ、看取りの普及に情熱を注ぐ熱血看取り士が、現場体験を通して人生の表裏とも言える感動の場、生と死を語り合います。
但し、関わる出産の関係で取りやめることもありますので、ご承知おきください。
日 時;2024年2月23日(金・祝日)14:00~ 2時間程度
場 所;Blooming出雲(松江市新庄町146)
席 数;20人
参加費;1,200円(終了後の茶話会参加費を含む)
参加希望者は、イベントページかメッセンジャーで三島まで連絡ください
講 師;
山田利江子(群馬県在住。日本各地で在宅分娩を手掛ける)
在宅出産の記録 https://m.youtube.com/watch?v=XHCrzSakSrk
大橋 敬子(境港市在住。看取り士、幸齢者生活改善プロデューサー)
外は荒れ模様ですね。
予報では、明日は一日雪マーク、タイヤは変えたから良いけど、積もるのかなあ?
力仕事、短時間なら良いけど、雪かきは体力勝負だから、、、気になるなあ。
朝仕事に、ホームセンターにボードを買いに行ってきました。
里さんからお借りした作品、セロファンケースに入れて展示しましたが、セロファンが光って良く見えない。
展示した時から気になっていたので、ボードに直接貼り、ボードを仮釘で止めました。
里みちこさんの作品
作品展の時に特に気になった作品が3点だけですが、カムの宿の玄関に展示してあります。
中でも「水の主張」は、名前にサンズイを持つ僕が一番気になった作品。窓の外で横殴りに降る雨を眺めながら、水って他力だよなあと、、、
里さんの詩でも“天に任せて さらさらと”とうたわれています。
里さん曰く、寝ている時にサンズイが立ち上がって何度もこめかみを叩くんだとか、起きてトイレに行き、水を流した時にできた詩なんですよと(*^^*)
何も主張しない水、主張に水のサンズイを付けてみたら、“注ぐ”と“漲る”と。
僕も、他力で生きながら、そんなことができるようになりたいものだ、素敵なメッセージを受け取りました。
里さんの作品、じっくりご覧になりませんか?
濃すぎの10日間余、ついついオーバーワーク(^^;;
詩人の里みちこさんの関係の方が何日か滞在した後、二日ほど骨(腰?)休め。
そして、ろくろく学校に通わず東大の法学部を卒業、京大の医学部を卒業まで半年を残して退学し、今は写真家が滞在。
アルバイトをしないでも、何とかかんとか一人は食べていけると好きな道を貫く彼はとても繊細でクリエイティブ。
人生のことや社会のこと、時間を忘れてさまざまに語り合いました。
昨日の昼前、彼が帰った後、片付けや洗濯などして一段落、ベッドでいつの間にやら夢の世界にいると、、、
玄関で声がする!来客?返事したつもりが夢とうつつの挟間の声、気を取り直して玄関に出ると、、、
またまた夢か現か?いつも突然やってきて驚かす彼が、相棒の白いマルチーズを連れて玄関に座っていて、オットー(@@
おっと!いきなり“自転車君”
島原で仙人生活の傍ら、全国でサバイバルのワークショップや講演などに呼ばれているらしい、通称“自転車君”。
5年余り前のいけずご王国のキックオフイベントに、倉敷から拾ったママチャリ、それも変速機なしの、で真っ黒な顔で汗だくでやってきて皆の度肝を抜いた彼。
何でも、一月のサバイバルキャンプを終え、例によって下道で、17万円で買ったという車に寝具などを積み込んで1週間前に出発して寄ってくれたのだとか。
お茶事をしたり、晩御飯の準備をして一緒に食べて、いろんな浮世を離れたような話を。
一番の傑作?な話は、1週間前に終えた一人サバイバルキャンプの主のこと。
パチプロのサバイバルキャンプ
二泊三日のサバイバルキャンプは先ずは火起こし、一人だけ5時間かかってやっと火を起こせた男。
彼はパチプロ、数年前に何かの改変があって、どんなに頑張ってもひと月20万円稼ぐのが限度という中、精進と工夫の末100万円稼いだという凄腕。
一日12時間パチンコ屋に出勤するという彼が、一月のサバイバルキャンプを申し込んだ。
山に持って行って物は、玄米と味噌と醬油。勿論スマホ断ち。
後は野草でと言ってあったものの、それを食べた形跡はなし、教えてあった耕作放棄された蜜柑山のミカンをしっかり。
ひと月間でできるようになったのは、意識で手のひらと足裏をじりじりさせることだけ、火おこしはほとんど進歩なしだったとか。
凄腕のパチプロが一月のサバイバルキャンプというのが大受けだったのですが、、、
そういう彼が、一月、日常のすべてを断って自然に身を委ねたのに、出来るようになったことと言えば手と足じりじり。
その話を聞き、スマホ漬けの生活を送る人たちや、自由を奪われた子どもたちの行く末と社会の未来を考えてしまいました。
そんなことを考えている僕を置いて、昨夜、今日の夜到着を予定する知多半島を目指して出発して行きました。
さて、下道ですから、今頃どこを走っているのやら、、、
“ぼうふら”
ぼやぼやするな
ふらふらするな
といったって
一生
ぼうふら
やめるわけには
いかないんだ
・・・みんなひとりだから 自分のいのちを いきるしか・・・
飯南町出身の詩人、里みちこさんの詩展「いのちの四季」が開催され、ご本人が詩がたりをされるとのことで、行ってきました。
会場のギャラリー入口を入る所に飾られた“ぼうふら”の詩、やはり、、、里さんの詩はとても優しく心に響くなあ、、、
あるがままでいいんだよ!
56歳で奥出雲町の三沢小学校の3年生に留学し、一年間子どもたちと机を並べるという、とても素敵な体験をされているくらいですから、里さんはとてもピュア。
詩集をあれこれ買い読み始めてはそのまま、僕には詩はハードルが高いと思っていましたが、彼女の詩はなぜだか心に響く。
あるがままで、自然体でいいんだよ!って、優しい言葉で語りかけてきて妙に生命に落ちていく、そんな優しい優しい里さんの詩でした。
残り僅かだった里さんの詩集“さながら”を手にすることができました。
こころをホッコリさせ、自然体であらたな一歩を踏み出していきたいなあ、そんな体験をしたい方はカムの宿にお越しくださいね。
一気に紅葉
今朝、いつものようにキッチンの窓から外を眺めていて、紅葉の赤があまりにも鮮烈!
向かいの丘陵も木々が見事に色づいていました。
買い物の道中、枕木山などの北山の山々が一気に色づいた感じ、いつの間にか!です。
お天気が良くなり、真っ青な秋空の中で楽しみたいものです。