ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

前向きな認知症

2021-04-26 | 家族&夫婦
先日、妹が特養にいる母の面会に
行ってきてくれました。助かる
送られてきた写真でも元気そう


「丘の上にこんなとんがり屋根の
家を建てるんだ」と張り切ってた
そうで、認知症になってから特に
前向きな思考回路になりました。


珍しく亡父の話になったそうで、
「ちょっと行ってくるって出てった
きり帰ってこないじゃない。時々山
の上から双眼鏡で見るとウチから
煙が出てるから、あ、ご飯炊いてる
のね。じゃ大丈夫ねって思うのよ」
と、ハチャメチャながらなんだか
リアルな夫婦関係にビックリ


母は父が亡くなったことを知らず、
知らせても覚えていられないので、
確か医者の勧めで知らせてません。


「今度4人(たぶん姉妹夫婦)で旅行
に行きましょう。私がお金は全部
出すからあなたたち企画しといて」
という、認知症前だったら考えられ
ないような話も出たそうです


認知症を詳しくは知らないものの
母や義母との経験を通じて思うに
以前は言いたくても言えなかった
したくてもできなかった事などが
ときどき口をついて出るのでは

と思うときがあり、発症での思考の
変化で、時には本音を言っている
面もあるのかな、とも思います。


家族で箱根で落ち合った2008年
13年前で息子たちが子ども(笑)

左が母。父と伯父伯母はみな故人


長い年月が流れ、世代が交代して
いくのを実感する1枚です。



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