ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

オークランド市の錬金術

2017-11-20 | 経済・政治・社会
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!
新年度からのオークランドの新不動産評価額が
(※Capital Value、いわゆるCV)
今朝発表されました。
(※検索はコチラ


この値上がり幅分布図でいくと我が家は真っ青エリアの真紫の家
つーまーり
最高上昇幅地区の一つに
ドカーンと70%以上上がりますわ


これってレーツ(地方税代わりの固定資産税)にどれぐらいの変化
なのか、今や市の平均住宅価格である100万ドルの家を例に
公開されている計算式でみてみると


CV$1,000,000 x 0.00259753=$2,597.53
戸別の固定費もろもろ      $736.50        
                   $3,334.03 

これが70%の上昇だと
CV$1,700,000 x 0.00259753=$4,415.80
戸別の固定費もろもろ      $736.50  
                   $5,152.30

年間3,300ドルだったものが5,100ドル超えちゃう
さーらーに
これってゴフ市長の公約であるレーツの2.5%上昇
加味していないので(どういじるのかわからないので)
もっと上がるっちゅー意味ですな


現在の市内の平均住宅価格104万ドルの家ならば、
年間1,800ドル以上のレーツ上昇に直面するかも
毎月150ドル
毎週35ドル
これはもう増税


新政府が決めた来年からの平均年収で週20ドルの減税取り止めが
恨めし~
平均的な家を持つ平均所得の共働きの夫婦ならば
国の減税で市の増税をほぼカバーできたはずなのに


計算式の元になるCVを上げればレーツは自然と上がり
そのCVを決めているのは市なのだから、
逆に市がいくら必要かという点から
CVを決めてしまえば、後は自動的に家主から徴収
(※他の自治体も同じですが)


お見事な錬金術
レーツが高くても家持って引っ越す訳にはいきませんからね
自分が住んでなくても不動産を所有する以上はついて回るし。
この上昇分は賃貸料にもドーンと反映しそうですねぇ


市場はすでに峠を越えたようで

もはやオークションで家がバンバン売れるご時勢でもなく
今後はCV割れでの取引が続出するのか?


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