ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

航空燃料のパイプライン破損でオークランド空港で多数の欠航

2017-09-17 | 経済・政治・社会
NZに暮らして13年。
たいがいの事には驚かなくなっている私たちでも、たまげた


航空燃料のパイプライン破損でオークランド空港で多数の欠航
その数24時間以内に23便というんだからスゴい
国際空港といえども、そんなに便数が多い訳ではないからこそ。


オークランド~ドバイへの直行便が給油のために
クライストチャーチ経由になるとかって
そりゃ大変


事の発端はNZ唯一の製油所があるファンガレイのマースデン近くで
牧場に埋まっていたスワンプ・カウリと呼ばれる倒壊したカウリを
業者が掘り返したことから始まったそうです。

(※製油所が全国でここ1ヶ所というのもリスキーっちゃあリスキー)


スワンプ・カウリとは多くが何千年も前に倒壊して沼地に埋まり
腐ることなく現存するもので、カウリは伐採が禁じられているため
掘り返すと大変な価値があるそう。


牧場で掘り起こされたスワンプ・カウリの写真

(※スワンプ・カウリについてはコチラでも)


かつてのカウリはこんな大きさで

まさに山のお宝


ところが、今回掘り起こすに当ってパイプラインを切断してしまい
航空燃料の供給が完全にストップしてしまったんだそうです。


マースデンから空港まで全長170キロのパイプラインがあったとは
パイプラインに頼っているため、他の輸送手段がないようです。
(※ガソリンやディーゼルはタンクローリーの陸送で問題なし)


よくタラナキやワイカトを旅行していると、牧場の周辺に
『掘り返す前に必ず市に連絡を
と書いてありますが、こういうことがあるからなのか~
あの辺だと天然ガスのパイプラインがあちこちあるはず。


カナダからの技術者2人が明日到着するそうで
(※つまり国内には相応の技術者がいない
各航空会社には燃料を満タンにしてオークランド入りするよう
呼びかけ、長距離便は国内やオーストラリアで給油するそう。


修復には10~14日か
ということですが、すべては到着する技術者が状況把握や
現場検証をしてからなんでしょうね。


9月30日からは2週間の春休みも始まるし
こりゃ大変だぁ~


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