ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

女子一生の仕事

2016-12-22 | 海外子育て
みんなでクリスマスディナーに出かけたら、意外な話に


知り合い2人の共通の知り合いながら、私はよく知らない夫婦が別居
2人から聞いていた話では仲睦まじそうだったので、寝耳に水の話。
確か小学生のお子さんが2人いるはず・・・・


どうしたのかと思ったら、
奥さんが子どもを持ったことを後悔して耐えられなくなった
という、私にとっては目がテンな理由


2人曰く、奥さんは非常にキャリア志向が強い野心家で、
時間のなさやプレッシャーから、つい子どもに当たってしまうんだそうな。
自分もそういう環境で育ち、親に足手まといにされ続けたことから
子どもに当たることに、疑問も反省もない、とか・・・・


一方のご主人は非常に温厚な家庭で育ち、親に叱られたことがなく
本人も何の苦もなく親がそうだったように、叱らない子育て実践中。


当然ながら夫婦は子育て方針の違いを巡ってギクシャクギクシャク
子どもはパパが大ー好き
これがまた奥さんへのプレッシャーになっての堂々巡り・・・・


けっきょく夫婦は目と鼻の先で別居し、子どもが行き来する生活に。
子育ての件さえなければ夫婦仲はいいそうで、休暇は今でも一緒。
先日も家族揃ってフィジーに行ってきたんだそう。



うーーーーーん
なんともキウイな、というか西洋的な話
大学生のときに映画「クレイマークレイマー」を観たとき並みの衝撃か?
妻が自立して外でバリバリ働くために育児を放棄する?


家事の放棄は大いにアリだと思います。
女性がしなくてはいけない決まりはないし。
でも育児は別でしょ?望んで親になっておきながら放棄だとぉ?


売出中だったメリル・ストリープの上手すぎる演技を持ってしても
アメリカには、もしくは世の中にはそういう生き方もある
という事が理解できても、全く納得できないストーリーでした。
だからこそ観客はパパのダスティン・ホフマンに肩入れし
子役のあどけない無垢な演技に号泣したのでしょうが


学生の分際でしたが、
仕事なんてその気になればいくらでも替えがきく
でも子どもはかけがえのないものじゃない
と思いましたけどね。


知恵を絞り、他人に任せる勇気を持てば育児と仕事は両立する!
というのも持論です。
「他人に預けるなんて子どもが可哀想」
「やっぱり育児は母親の手で」
なんちゅー雑音は無視して子どもを持ったからこそバリバリ働きました。


夫と別れたり死別したときに、この子たちを路頭に迷わせられない
この思いは本気でした。さらに働くために雇ったお手伝いさんの生活、
彼女にはフィリピンで育つ自分の子ども3人もおり、
何があってもみんなの面倒をみていく
という並々ならぬ意志がありました。


幸い離婚も死別もせずに子育てを終えることができました。
48歳になったとき、ふと経済力を手放す決心をし仕事を減らしました。
移住6年後、夫の起業も軌道に乗り、夫婦の収入も逆転していました。



子育てを終えた今、自信を持って言えるのは
子育ては女子一生の仕事
だということ。
仕事に転職、結婚に離婚があっても、子育てに別れはない!


仕事しながらバリバリ働くママたち、
がんばれっ



ディナーはめちゃ美味しかったのに



おしゃべりに忙しく

あっという間に平らげてしまい


ぜひまた出直してやり直したいです



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