ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

名トレーダーの伝説の売り

2016-12-06 | 経済・政治・社会
国内はもとより世界を驚かせた

キー首相突然の辞任


奥さんまで引き合いに出して
「家族との時間のため」
と辞任の理由を語ったものの、結婚生活は磐石で、
「4期目もやるといったら、妻は支持してくれる」
とも。


「じゃ、なんで辞めるの
と思ったときに、
「そっか、家族との時間を過ごす、自分のためだったのか
と納得しました。



本人自ら生粋の政治家ではないと言っているように
キーにとって政治家はただの転職先だったのでしょう。


将来を嘱望されてヘッドハントされ、転職先で頭角を現し
あれよあれよという間に出世して党首というCEO職に上り詰め
首相を8年やったところで
今が利食い場であることを悟った


元トレーダーですからね、政治だって相場(笑)
利が乗ったところで利益を確定しないと


自分の価値も党の価値も最大のところで突如売りに出て
国民党にストックオプションでもあれば、もう遊んで暮らせるって
(※とっくに遊んで暮らせるご身分ながら・・・・笑)


突然であればあるほど利益は大きいもの。
あとは狼狽した追随売りが出たり
混乱すれば売りが売りを呼んで値崩れするってもので


利食ってしまえば、その後その銘柄が上がろうが下がろうが
不思議と執着はないはず。
これはすべてのトレーダーが知っていることでは?


もっと待っていれば、さらに値上がりする場合もあるけれど、
それに伴ってリスクも増えることでしょう。
リスク見合いで『今』だったんでしょうね。


何せリーマンショックのどん底で産声を上げた政権。
再び世界危機が起きる前に、値が伸びきったところで手仕舞い
お見事


市場関係者を一泡吹かせ、後になって手口の素晴らしさが知れる。
素晴らしさに気づくまで時間がかかればかかるほど、価値が高まり
今回の一件は伝説になるでしょう



巷では投資家たちが株や不動産を売り始め
さいらん家も6月に家計を不況対応にし
来るべきリセッション、もとい不況への心構えを決めました。


キーは首相ポストという最大の資産を売って、備えたのでは
さすが、名トレーダー
他の政治家が真似できないのも、むべなるかな。
(※そもそも職業が違うのですわ)


そう思ったら、なんだかスッキリ
すっごく納得できました。



転職してしまうと、元の職場は懐かしく思い出されたりしますが
戻りたいとは思わないもの。
キーにとっても首相は、もう「過去」なんじゃないかな?
「二度と戻ることはない」
という言葉も100%信じられます。


こういうパロディーも似合う、政治家らしからぬ政治家でした。

長いキャリアの中で一つの職業として首相やってた!
と思えばそれもわかります。


イングリッシュは生粋の政治家だから、転職もなさそう。
それともサウスランドに帰ってファーマーに戻る?

本人も認める、
NZの退屈男
財政の守護神


さて、この先どうなるか?
(※あっ、今日も長過ぎてキャメロン・ブルーワー登場せず


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