ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

シャトー・トンガリロ:ホスピタリティー編

2012-10-30 | 旅行
(まだ、つづく)

と言っておきながら、そう簡単には続かないところが、
このブログのスゴいところ
(そうなの?)


忘れているわけではないのですが、つい日々の出来事に走ってしまって
10日ぶりにつづきを・・・・・



シャトー・トンガリロの何がよかったって、古のバブルを髣髴とさせる建物もですが、そのホスピタリティーでした。スタッフはフレンドリーという枠を超えた親しみ易さで、何人とも話し、声もかけられました。


「昨夜雪が降ったんですよ」(ウェイター)
「すぐ坂を下ったところに住んでるの」(ウェイトレス)
「1日雨だったので、パーミーに行ったのは正解でしたね」(ポーター)
「昨日の朝もこのテーブルだったでしょ?」(ウェイトレス)
などなど、こんなにスタッフと話したホテルは珍しいかも?



(ホテル内唯一のダイニングなので、みんなここに集まります)



一番感動したのが、初日のディナーの後。オールブラックスの南アフリカ戦の再放送を観るために(試合は出発の早朝の南アフリカ時間だったので、ライブで観るのを断念していました)、コーヒーを飲む時間がぬぁ~い


「テストマッチ(国対抗試合)を観るので部屋に届けてもらえないかしら?」
とウェイターに頼むと、
「かしこまりました!」
という力強い返事


階段を駆け上がって(実はこの日、エレベーターが故障中でした)
テレビを付けてジャケットをハンガーに掛けたとたん、
ドアがノックされ、フラットホワイト(NZ版カフェラテ)が届きました。


その速さに感激~



駆け上がってきた私たちを追いかけるように、カップ2つをこぼすことなく
駆け上がってきてくれたものと思われます。


持ってきてくれたのはレストランで私たちのテーブルをサーブしてくれた、ちょっとアジア系とミックスに見えるウェイトレスでした。お礼を言いながらも試合が始まるところで気はそぞろ。こんな時こそ、NZはチップの習慣がないとはいえ、「わたすべきだった」と、後からやや後悔
おかげでコーヒーを飲み飲み、ハカからばっちり観戦できました。



翌朝、朝ご飯に行くのでバタバタ用意していると、
「ハウスキーパー
と、ノックの音


私たちの宿泊は「エコ・タイディー」と呼ばれるリネン交換のないパッケージだったので、ハウスキーピングのサービスはないはず。
「まちがったのかな?」
と思いながらドアを開けると、なんとそこには、
昨晩コーヒーを届けてくれたウェイトレスが違う制服で立っていました。


「あれ~?ハウスキーパーもしてるの?昨晩はありがとう。おかげでバッチリ観戦できたわ。」
「それはよかったです。ラグビーは大事ですから。仕事は両方やってるんですよ。」
「私たちはエコ・タイディーよ。」
「知ってます。でもゴミ箱を空にしたり、ベッドメイクをしなくていいですか?タオルも替えたかったら替えますよ。」
「ありがとう。今から出かけてしまうし、ゴミもないから大丈夫。エコでいいわ。」
「そうですか。必要だったらいつでも言って下さい。」


なんと爽やか
なんと自然

ホスピタリティーという片仮名より、おもてなしという平仮名の状況でした。




3日目の最終日、
「ハウスキーパー
という聞きなれた声とノックの音が聞こえてきました。またあの彼女です。チェックアウトする私たちの部屋を片付けに来るのは確実。
今度こそチップと置手紙を枕元に置いて部屋を出ました。



(このリネンも彼女が畳んでくれたのかな?)


ぜひ、いつかまた再訪したいと思います。




【おまけの写真
2日目の夜は、1月に泊った「ザ・パーク」へ。

(写真はその時のもの)


この辺は飲むところはあっても 食べるところは少なく、

ロッジのレストラン「スパイラル」へ。



「ここを知っててよかった~
と思っちゃいました。

スキー帰りらし老若男女で賑わっていました。


夫は相変わらず、どこに行っても、

バーガー

私はベジのパスタにしました。

写真よりさっぱりめでおいしかったです。


前回はナウルホエがよく見えたのに、

雨上がりでもさすがに雲が厚くて見えませんでした。


暖炉の火が温かく、

ホテルとはまた違ったよさ。
知っている場所を再訪するのっていいものですね。


ここも何度も訪れたい場所。
気にいると、かなりひつこい私たち



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする