Ragged_Kingdom_Horse

シルク・キャロット・東京TC・ロードで長年一口馬主をしています。
いつかは理想の活躍馬に巡り会える事を夢見て。。。

映画『祭の馬』 ☆

2015年03月16日 | 競馬&一口関連雑談
震災以来ずっと深く追求するのは避けて来た被災馬のお話
ノーリーズンやサブジェクトは助かった・・・ぐらいの情報は知っていたものの
その他大勢の馬たちの事までは・・・・
震災特集っぽい記事でこの映画の予告編を見た事から、いろんな記事やブログを
つい自ら探して見てしまった。

~以下見聞きしただけの内容なので信憑性は分からず興味のある方はご自分で
調べてくださいね~

中にはとんでもないショッキングな映像を載せているブログもあり、どこまでが
真実か分からないけど、大方想像していたものに近い現状だったようです。
41頭中39頭が津波で流され死んでしまい、2頭だけが辛うじて助かったクラブ馬。
人間さえ生死の瀬戸際で助けられなかったのは仕方がないでしょうね。

後は折角助かったのに避難地域で馬を残して移動せざるをえなくて、3週間水も食事も
貰えず多くの馬が死んでいって、僅かに残った救済された馬もオーナーさんの倒産で
満足に餌を貰える環境にあらず餓死してしまったとか。
所有者との間で動くに動けず見殺し状態で相当怒りをぶつけている方とか。。。

被災馬の支援金も底をついてしまい救っても劣悪な環境で・・・・って話も。
もうただでさえ涙脆いのに、怒りと悲しみの両方でボロボロ泣いてしまいました。
これが嫌で敢えて避けてきたんだけどなあ

当時人やペットの救済の義援金は僅かながら寄付に参加したけど、被災馬の義援活動
までは情報が入って来なかった。。。。毎週GCを見ていても気がつかなかった。
新聞取ってないからかなあ。 まあ参加できていたとしてもスズメの涙でしょうけど。

最近は一口馬主をしている事さえ、何て人間は欲深いんだと疑問に思う時が多いけど、
こう言う事態を知ってしまうと本当に辛いですね

以下の映像は東北の被災馬の映画。
実際に中央競馬に所属し、中央でも地方でも勝てずお役御免で食肉になる予定で
太らせる為に放牧されていた馬が被災し、そこから奇跡的に生き延び『被曝馬』って
ことで食肉にしないように被曝馬の烙印を押され、野馬追の馬として生き長らえられる
事になった数奇な運命を辿った馬「ミラーズクエスト号」のお話。
ネット競馬にもその馬の名前があるので実在の馬の本当のお話だけど、その馬への
書き込みが殆どないので案外話題にしている人って少ないようですね。
映画自体は世界各国で評価が高いようです。

しかし何とも皮肉な運命ですね。。。大方の引退競走馬の運命は一口されている人は
把握されているでしょうけど、一般競馬ファンはどうなのかな?
予告編は明るいテンポでお馬さんは可愛いですね~
まだ見ていないので機会が有れば是非見てみたいですね。

映画『祭の馬』予告編


しかしここで改めて気になるのが出資した引退馬のその後。
私も引退馬の行く末はずっと気になっていて、全国の乗馬馬登録の名簿はほぼ
毎年目を通していますが、未だに情報が掴めるのがたった3頭だけ
ドナシュラーク、スペクタビリス、ブルーナボーニャ。

ドナシュラークは騎乗者を振り落とすかなり困ったちゃんの乗馬馬らしいですが
ドナっちって呼ばれて可愛がられていて、しょっちゅうブログに登場するので楽しく
拝見させてもらってます。
スペクタビリスは馬術大会で入選したりしていますが、ここ1年ぐらいは情報が出て
きませんね。 茨城の乗馬クラブで所属はクラブではなく個人所有となってます。
ずーっと大事にしてもらえたらいいのですが。
ブル坊もキャロットお馴染みの乗馬クラブでブル坊なりに頑張っています。

でもそれ以外の牡馬や繁殖になれなかった牝馬の引退馬はほぼ行方知れずですね。
馬の余生を面倒見れる財力も無い私に引退馬の事をとやかく言う筋合いはないですが、
どこかで元気に暮らしている馬が一頭でも居てくれたらなあと願っています。