イランの最高指導者直属の精鋭部隊・革命防衛隊は19日、中東のホルムズ海峡で英国の石油タンカー1隻を拿捕したと明らかにした。英領ジブラルタルの自治政府が今月4日にイランの原油を積んだタンカーを拿捕したことなどへの報復とみられる。同海峡をめぐっては、米国が対イラン包囲網の構築を目指す「有志連合」の結成を呼びかけるなど、緊張が高まっている。
トランプ米大統領は18日、中東のホルムズ海峡で米軍の強襲揚陸艦「ボクサー」に至近距離まで迫ってきたイランの無人機を破壊したと発表した。防御的な措置だと強調しているが、米国とイランの緊張がさらに高まるものとみられる。