医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



40年余の取材歴を踏まえ情報を発信

若き日の思い出につながる場所

2014-12-19 08:25:11 | 雑記・断片・映像
昨日は、午後4時35分ころの電車で東京へ向かう。
富士山が常磐線の利根川鉄橋を渡る時に見えた。
「何て綺麗なのだろう」とつぶやく。
夕日に輝いている富士山は絵の中の富士山のように燦然と輝いて見えた。
正に赤富士である。
家人はパート先であるキャノンの社屋7階あたりからこのような富士山を見ているのだと思う。
取手に住んで初めて赤富士を見た。
神奈川県の百合ケ丘に住んで居た学生時代、多摩丘陵から富士山を見ていたことも思い出された。
忘年会を兼ねて新橋へ向かう。
新橋は病院新聞時代、徳間書房系の印刷所の新光印刷へ毎週、校正のために通った。
また、近くの慈恵医科大学へは取材へ行く。
さらに、厚生省(当時)、文部省、自治省へも行った。
自治省には病院課があったのだ。
病院新聞の前は公益新聞で、やはり自治省へ行く。
水道課があった。
公益3事業はガス、水道、病院である。
自治体病院が病院新聞の最大の購読者であった。
また、新橋駅ビルには精神病院協会の事務局があったので通う。
事務局長は元産経新聞の記者であった。
興味があって精神病院はかなり取材した。
特に自閉症児問題を連続して取材した。
また、大学生時代は新橋の居酒屋「山形屋」でアルバイトをしていたのだ。
酒を飲みながら喧騒のなかで歯科医師のことも思い出された。
新橋駅ビルで開業していたO先生とは親しくさせていていただいた。
歌舞伎役者の声色が上手であった。
先生がスナックで声色をやったら店の女の人たちが「そっくりだわ。お上手ね!」と感嘆していた。
娘時代の中村玉緒さんとO先生が並んだ写真を院長室で見たこともあった。
歯科医師で誘拐事件を起こした死刑囚は同期生と言っていた。
不思議なもので新橋は神田とともに、若き日の思い出につながる場所で酒を飲むと追憶に浸る。







H26.12.16(火)厚生労働塩崎大臣閣議後記者会見概要

2014-12-19 07:39:27 | 医療と介護

(11:17 ~ 11:32 厚生労働省内会見室)

【厚生労働省広報室】

会見の詳細
《閣議等について》
(大臣)

 おはようございます。私の方から、本日閣議前に官邸で犯罪対策閣僚会議が開催されました。この中で、「犯罪に戻らない・戻さない宣言」、それと「人身取引対策行動計画2014」の取りまとめを行いまして、これらに基づいて今後の取組を進めていくことを確認いたしました。私からは、11月19日に成立いたしました議員立法が明日17日から施行されるため、危険ドラッグ対策につきまして、厚生労働省の最近の取組の状況を御報告いたしました。厚生労働省としては、この法律を最大限に活用することによって、危険ドラッグの撲滅に向け、機動的かつ実効性のある取締りに取り組んでいく旨を発言いたしました。
 それから、閣議後に政労使会議がございましたけれども、本日の政労使会議において「経済の好循環の継続に向けた政労使の取組について」が取りまとめられました。この取りまとめには、賃金上昇等による継続的な好循環の確立、賃金体系について労使が十分に話合い、各社にあった見直しに取り組むこと、休み方・働き方改革の推進などが盛り込まれております。厚生労働省としても、10月に「長時間労働削減推進本部」を立ち上げまして、さらに生産性向上に向けた具体的なプランを考えていきたい旨、私から発言いたしました。加えて、非正規雇用労働者のキャリアアップや、正社員転換、人材の能力開発等に積極的に取り組み、人材の付加価値を高めることを通じて、雇用や所得の増加を伴う、経済の好循環に貢献していきたいと考えておりますということを申し上げたところでございます。犯罪対策閣僚会議及び政労使会議に関しての御報告でございました。

《質疑》
(記者)

 まずは大臣、再選おめでとうございます。


(大臣)

 ありがとうございます。


(記者)

 その衆議院(選挙)が終わりまして、戦後最低の投票率の中で、与党が圧勝したという結果になったんですが、その選挙の結果をまずどのように受け止めておられるかというのをお聞かせいただければと思います。


(大臣)

 今回は消費税の2パーセント引上げを来年10月から1年半延ばさせてくださいということが問われる選挙というのが、第一のきっかけでありましたが、私はあと二つ選挙の大義を申し上げてきまして、一つは(消費税引上げを)1年半延ばすけれども、それ以上は延ばさないという、言ってみれば社会保障と税の一体改革の枠組みは変えない、そして財政再建についても責任を持つということで、民主党など野党がいつ2パーセント上げるのかということについてマニフェストで言わないこととは、際だった違いを自民党、公明党は明確にしたということでありました。これについてどう考えるのか。それから3番目は、この来年の約1年、加えて1年半の合計2年半の間に徹底的にアベノミクスを加速して、経済の好循環がやっと出来上がってきた、この流れをさらに強化するということについて、どうお考えになるのかという3点が問われた選挙だったと思います。
 結論的には、国民の皆様方にはそのような方向でやるべしというメッセージだというふうに、この結果を受け止めるべきだと思っております。残念ながら、あまり中身について具体的な野党側からの逆提案というものが乏しいという中で、議論が盛り上がらなかったわけでありますが、野党側からは。郵政解散の時も最初は国民も争点がよく見えないということがあったかと思いますが、時間が今回よりはあったということもあったと思いますが、だんだんと国民生活への郵政民営化の意味というのがだんだんと浸透するにしたがって、盛り上がって、関心が国民的に高まったということがあって、今回その分議論が深まらなかったが故に投票率があんまり上がらなかったということで、少し残念な思いが残りましたけれども、おおむね私どもが提起した問題については、受け止めていただいたんではないかというふうに思っています。


(記者)

 政労使会議についてなんですけれども、春闘での賃上げ、昨年のですね、春闘への賃上げの後押しのような形に今回もなると思うんですけれども、労働組合の組織率が17パーセント台にある中で、春闘での賃上げが労働者全体への賃上げに拡がっていかないんではないかという指摘がありますけれども、労組(労働組合)全体の賃上げに関してどのような方法が適切かと思われますか。


(大臣)

 基本はやはり経済が強くなる、すなわち企業がちゃんと利益を上げられる、競争力を回復するという、そこがやはり一番大事で、我が国の経済の抱える最大の問題点は生産性が低いということが問題で、そうなると企業も収益も上げられない、そして同時に国際競争もあって、賃金が上がらないという問題点があったと思いますし、それに取り組むということが最大のテーマの一つだと私は思っています。したがって、賃金を上げるという結果を引き出すためには、正攻法で企業の生産性をどう上げていくのかということをやることが、一つの大きな柱になろうかと思いますが、今回政労使で、昨年、そしてまた今年と同じようにやっているのは、やっと中小企業でも少しずつこの賃上げをする動きが広まりつつあるというをさらに後押しする意味もあって、今回のような政労使の合意の中で、来年に向けてもやはり賃上げをお願いするということで合意を得たということは、雰囲気を作ったという意味においては意味があると思いますが、原則はやはり今申し上げたように生産性をどう上げて、収益力、そして賃上げをする環境をどう整えるかということが大事かなと思います。


(記者)

 衆議院選挙の受け止めに関連してなんですけれども、今回、消費税率引上げが先送りされたことで、社会保障の充実についても一部では遅れが出る、影響が出るということが指摘されています。この点についてですね、政府としては優先順位を付けて進めていくという考えですけれども、塩崎大臣は選挙が終わって、今の御感想としては考えに変わりはないんでしょうか。


(大臣)

 今、申し上げたように、社会保障と税の一体改革そのものについての考え方は維持するというのが総理からの明確なメッセージだったわけですから、そうなると1年半の間をどうこなしていくかということなので、ここについて、来年度からでありますから、(消費税の8パーセントから10パーセントへの引上げが)半年分ももう入っていたわけですから、どのような知恵を出せるかということを予算編成の過程の中で考えていくということで、いくつか選挙戦を通じて明確にしたメッセージ、すなわち子ども・子育て支援新制度は予定どおりやるとか、あるいは年金についてはやはり少し時間を待たないといけないというようなこともありますが、その他のことについて、今後、本格的に詰めていくという作業をやって、できる限り国民の皆様方の期待に応えていくということが大事だというふうに思います。

(記者)

 関連でですね、その中で、今、言及されなかった部分で言いますと、医療保険制度改革のうちですね、国民健康保険の財政基盤を強化するための1,700億円の財政支援というものがあります。これも医療保険制度改革の本体の大きな柱になっているんですけれども、この1,700億円の支援がないとそもそも改革が成り立たなくなってしまうという懸念もあります。この点について、塩崎大臣としては先送りできないというお考えなんでしょうか。


(大臣)

 国民健康保険を改革をして、これは県単位化をするわけですけれども、これについての方向性は我々は維持をしなければいけないというふうに思っています。中身の数字については、基本的な数字というのはもうすでに御指摘のような数字があるわけですけれども、これも含めて、連立方程式になってきますから、全体状況の中でどれだけ改革を前に進め、改革の目的を達成するために何をすることが必要なのかということをこれから考えていくということだと思います。


(記者)

 介護報酬についてうかがいたいんですけれども、来年度改定がありますけれども、一部の報道で引下げというような報道もありますけれども、介護報酬を巡っては財務省の審議会からも6パーセント程度の引下げが求められていますが、改めて大臣のお考えをお聞かせください。


(大臣)

 少なくとも、今日、報道がいくつかございましたけれども、その介護報酬の引下げの方針を固めたという事実はございませんし、私は選挙が本格的に始まる前に、私のいない間に物事を決まらないようにということは明確に事務方にも言っておきましたので、何も決まっていないというふうに私は理解しております。全体の改定率については、収支差率などをもって一律に決めるような話でももちろんないわけですし、個別のサービスを巡る事情とか、あるいはこれから本格的に実現していこうとしている地域包括ケアシステムをどう実現していくのかといった様々な政策課題というのがあるわけで、これをどう達成するかということを全体として政策的な組み合わせとして総合的に判断すると、勘案していく必要が当然あるわけで、これも先ほど申し上げたような連立方程式の中でいろいろ考えていかなきゃいけない、予算編成過程での決定事項というふうに思っておりますので、今後、選挙も終わったことでもありますから、これから大車輪で関係者とよく協議をし、しっかりと対応しなければいけませんと思っております。何しろ、この介護報酬決定というのは当然、利用者にとっても大きな意味を持ちますし、事業者にとっても大きな意味を持ちますから、この影響なども含めて、しっかり慎重に判断をしていくということが大事ではないかなというふうに思っております。


(記者)

 関連してうかがいます。選挙戦の弊社などのテレビに出ていただいた時に、安倍総理が認知症の対策ですとか、介護職員の処遇改善には取り組みますというようなことをおっしゃったことがありまして、総理から特にこういうお年寄り関係のことで何か指示があるのかどうかをお願いします。


(大臣)

 具体的には特に、数字的なものについて指示があるわけではございません。しかし、介護職員の処遇改善も含めた人材確保というのは当然重要な課題であることはもう言うまでもないことでありますし、総理からもこの質の高い介護サービスが安定的に供給されるために、そういったことには十分配慮するということは選挙戦を通じて明確にしてきたことでもあります。介護職員の処遇改善が進むように、我々としても引き続き積極的に取り組んでいきたいと思いますし、認知症対策については認知症サミットの後継イベントが東京で開催された時に、総理から明確に、今までは厚労省のオレンジプランであったけれども、これを全省、オール政府の国家戦略に格上げをせいと、こういうことを事実上指示があったわけでありますから、国家戦略として何を最終的に予算化するのかというようなことは今後その中身とともに詰めていかなければいけないことだというふうに思います。

新宿アルプス歯科理事長・寺川國秀氏 葬儀予定

2014-12-19 07:23:17 | 訃報
12月23日,池袋・祥雲寺

新宿アルプス歯科の寺川國秀氏の葬儀,告別式が下記の通り行われる。

日時:12月23日(火)11時30分より
場所:祥雲寺(東京都豊島区池袋3-1-6)

寺川國秀:歯学博士、新宿アルプス歯科理事長、メトロポリタンプラザアルプス歯科理事長
1934年生まれ。1959年東京歯科大学を卒業後、東京大学医学部歯科口腔外科(専科 研究科)に入局。その後、南カリフォルニア大学への留学、霞ヶ関研修センター(卒後教育機関)の設立、東京歯科大学口腔解剖学にて歯学博士の取得を経て、1973年、日本歯学センターを設立し、日本の歯科界に多くの優秀な歯科医師、歯科技工士を輩出する。日本の卒後研修機関の草分け的存在である。
現在の新宿アルプス歯科を設立後、多忙な診療と並行しながら、独自の研究や講演に没頭し、城西歯科大学(現明海大学歯学部)PDI講師、日本歯科東洋医学会、日本歯科審美学会、日本歯科人間ドック学会の副会長を歴任、アメリカ審美学会フェロー、アジア歯科審美学会理事、オカンポ大学(フィリピン)歯学部客員教授の重席を務めた。

「責任」がキーワードの時代

2014-12-19 07:07:10 | 編集スクランブル
★「子どもは未来を見ているから、子どものための漫画を描かなきゃいけない」
「人生で、超えられない壁などない」
「今までの作品で一番のおすすめは?」
「次の作品を見てください」手塚治虫はチャップリンと同じ答えをした。
★技術進歩による生産力増大により「孫の世代」(100年後)には、人類は富の問題を解決し、余暇の使い方を最大関心事としているだろう。イギリスの経済学者ケインズ
ケインズが1930年ころ未来を予測したが、世界の貧困問題は解决せず、問題は山積したままだ。
効率と生産一辺倒に偏り、「何のための富みか」という根本問題を忘れたことに原因がある。
自己利益=強欲が大手を振ってまかり通り、人びとは「労働、消費、富の追及」に絶えず駆り立てられている。
ここに社会分裂や環境のとめどない悪化が進行する。早稲田大学名誉教授・西川潤さん
★高齢者の4人に1人は認知症か、その“予備軍”とも言われている。
推計862万人。
先進各国の共通課題であり、日本の対策の成果が注目されている。
★「責任」がキーワードの時代
経営者と社員の「協働」不可欠
「どうすれば利益を得られるか」ではありません。
「どうすれば顧客満足が得られるか」です。
企業は社会の進歩や発展に直接的に寄与できる。
まあ、法人税や地方税といった間接的貢献の可能になるのです。
社会への貢献は、軽絵者にも社員にも等しく課せられている使命と私は考えています。経営コンサルタント・松崎英夫さん