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おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

鴫立沢周辺

2007-12-03 14:47:29 | 小田原隣接エリア
西行の歌
心なき身にもあわれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ
は 大磯で読まれたと伝えられています。

が、大磯のどこなのか?

江戸初期の崇雪という人が「こ ここかな?」と思われる沢の隣に草庵を建てたそうなのですが、、、
確かに海がすぐそこなのに まるで深山の渓谷のような自然石の沢は、珍しく趣があり 誰も異論を唱えなかったようで そのまま今日に至っています。(交差点名も「鴫立沢」)



草庵は後に「鴫立庵」という名の俳諧道場となり その時代の重鎮が住まわれたそうです。

私達が訪ねた時はちょうど修繕中で・・・

 撮影は入り口まで、でガマンしました。
完成なった頃 改めてお訪ねしたいと思います。

そうそう、相模湾に面した地域を「湘南」と言いますが、この呼び名の出所の一つがここ 鴫立庵 だそうです。敷地内に「看盡湘南清絶地」という字を彫った石(レプリカ)があるのですって。/ 湘南については他にも色んな説があるそうですが とまれこれが一番古い記録、のようです。

あ、崇雪という人を「外郎売り」とする説もあるようですが、小田原の「外郎さん」によると 「うちのお店には外郎売りっていなかったんですよ」 ですって^^;

さて、交差点「鴫立沢」から大磯の駅へ向かう途中に ハーフティンバーのお菓子屋さんがありました。
「鴫立亭」本店。

小田原の駅ビルにも入っているお店ですが、そうかー ここも鴫立沢からの命名だったんですねー。

という訳で ちょっと「鴫立沢」に詳しくなったのでした^^

秋葉神社_虎御石

2007-12-03 14:14:24 | 小田原隣接エリア
虎御前(とらごぜん)は「曽我物語」に登場する 曽我十郎(そがのじゅうろう。十郎だけど五郎=助六のお兄さんです)の恋人。他の物語にも登場するので実在の人物のようです。彼女は大磯の遊女だったと伝えられています。

と この虎御前ゆかりの「石」が ここ大磯にはある、のですって。
(実物は見られませんでした。5月の「虎御石まつり」で公開されるそうです)
今はこの石 延台寺 というお寺に置かれていますが、元々は街道沿いの この場所(延台寺の隣の秋葉神社)に置かれ、誰でも触れたようです。

記録には 「よき男のあぐればあがり、あしき男のもつにはあがらずという。色ごのみの石なり」と記されていた、とか^^
又、石には虎御前の成長とともに重さを増した と不思議な話も伝わっています。

新杵(和菓子)

2007-12-03 09:53:10 | 小田原隣接エリア
地福寺からエリザベス・サンダース・ホームの裏の石垣づたいに歩いた先にあった和菓子屋さん。
味わい深い佇まいにおもわずパチリ。





こちらでは「西行饅頭」と「虎子饅頭」が有名、らしい。(看板からの推察)
ではその「西行饅頭」とやらを頂いてみようか、とも思ったのですが 今家に徳島の「小牡鹿」が三本もある という我が家の事情で断念。新杵さん、ごめんなさい。
(家に戻ってから検索で__「西行饅頭」は西行の傘をかたどった黒糖入りの皮のお饅頭で、藤村が好んだ。のだとか。/「虎子饅頭」は曽我十郎の恋人「虎御前」からの命名のお饅頭で 吉田茂が好んだ。そうです。)

地福寺

2007-12-03 09:42:40 | 小田原隣接エリア
島崎藤村夫妻の墓があるという地福寺に行ってみました。

境内には梅の古木が沢山あり、花の頃はさぞやと思わせます。


ご夫妻の墓は写真左手に並んでありました。

藤村が別荘として求めたという旧宅「静の草屋」もさして遠からぬところにあった__とは 家に帰ってから知ったことでしたー。残念。

大磯海岸

2007-12-03 09:25:34 | 小田原隣接エリア
大磯は初めてだったので とりあえずくるりと散策 することにし、、、
まず行ってみたのは海。

西湘バイパスの向こうに広がる海では・・・
ああ、この寒いのにサーファーのみなさんは元気だなあー!でした。


時に大磯って__海水浴場発祥の地 だったんですね!

知りませんでしたあー。(でも検索すると 「うちが最初」という土地が他にいくつもあることがわかりましたー・・・^^;)

大磯の Vento Marino

2007-12-03 09:02:03 | 小田原隣接エリア
大磯の駅から海へ向かって歩くとすぐ見えてくる白い洋館。



これは明治の終りに木下家の別荘としてアメリカ人建築家によって建てられた 日本でい一番古い「2X4(ツーバーファオー)」建築の建物なんだとか。去年改装され イタリアン・レストランに生まれ変わりました。
http://www.v-marino.com/

味も雰囲気もサービスも二重丸のお店でした。
(結婚記念日に家族でランチを頂いたのです^^)

ではここから何回かに分けて「大磯」をご紹介しましょう。

大雄山 下山編

2007-11-20 17:18:01 | 小田原隣接エリア
お寺に詣で 天狗の世界を覗いた後は 
「てんぐのこみち」を通って楽々下山。

てくてく たったっ・・・
あぁこのままではあっという間に駅に着いてしまう__
ので、ちょっと寄り道して郷土資料館へ。
(ショートカットの山の中コースを歩いてみました)




途中 工事中の建物を発見。何でしょう?

↑営業間近の日帰り温泉施設「おんり~ゆ~」、とわかりました。
窓からカラフルな作務衣姿のお姉さん達が見えました。準備や研修が行われていたのでしょう。

ほどなく着いた「丸太の森」の「郷土資料館」。
(資料館への入館は無料ですが、「丸太の森」のゲイトで「見学手形」を受け取る必要がありました)


入り口の顔はめ金太郎はワイルドな感じ^^
(右のお侍は源頼光でしょうね?)

館内には 足柄の地形のわかるジオラマ 出土した土器類や 古い農具の展示 そして 「金太郎」を紹介するコーナー がありました。(アニメも上映されていました)

バス路線に出て、駅へ向かう途中で お煎餅屋さんを発見。

↑天狗さん自らお煎餅を焼いているところが楽しい。

↑お店には昔の製菓道具が置かれていましたよ。
(炭火の上で焼いたのかな?興味深い)
天狗の葉扇煎餅 ピーナツ味350円を一袋購入。


更に坂を下ると幼稚園がありました。
門を守っているのは かわいいカラス天狗さんでした。


大雄橋からは矢倉岳(かな?)がポコリと見えました。


大雄橋のたもとのお菓子屋さんで「金太郎最中」を買い、大雄山駅の売店で飴「足柄山の金太郎さん」(←金太郎飴は登録商標で使えないのですね^^;)を買って、小田原へ帰り__





あー 今日はよく歩いたー と言いつつ頂きました。

大雄山には 天狗と金太郎が一杯!でした。

大雄山 最乗寺 (道了尊) 天狗編

2007-11-20 14:51:46 | 小田原隣接エリア
最乗寺の伽藍の西の奥に「結界門」というのがあります。

この門からは天狗さんの世界、のようです。
門の左右の天狗さんは 仁王様の役なのでしょうか?
左のカラス天狗
右の大天狗

結界門の先の石段を登ると御真殿に出ます。

ここには大きな下駄が奉納されている__とは聞いていましたが まさかこんなに大きいとは!

私の背丈より高かった・・・


はいっ こちらが道了さん。
乗り物として白狐を使うようです。
(道了さんは十一面観音の化身)

ここから更に奥の院を目指します。



到着~ しばし休憩ー・・・

堂内には十一面観音像が置かれ 祭壇手前に十一面観音の真言 オン・マカ・キャロニキャ・ソワカ
 が記されていました。サンスクリット語で「オーム(←聖音)・マハー(大きな)・カールニカーヤ(悲しみ=慈悲)・スヴァーハー(願いの成就)」の意味だそうです。十一面観音は「大悲をもつ者」だったんですね。

さて ここからは裏手の山道を通って 駅まで歩くことにしました。
途中で出会った景色ついては 又項を変えてお見せしましょう。

大雄山最乗寺(道了尊)上り編

2007-11-19 22:35:55 | 小田原隣接エリア
土曜日は穏やかな行楽日和でしたので、先週雨で行けなかった大雄山の最乗寺へ こんどこそ! と 出かけてまいりました。
http://www.daiyuuzan.or.jp/
小田原から大雄山までは「大雄山線」に乗り、


大雄山駅からバスで最乗寺へ。

↑バスは「道了尊行き」になっていますので「道了尊」という名前も覚えておかれた方がよいかも。道了というのは天狗さんの名前で、最乗寺の守護者なのですって。


↑道了尊バス停 
電話BOXの上には天狗のシンボル葉扇が。

ここから参道を上ります。
(って参道は麓からずーっと続いていました・・・)




(中略^^)

やっと到着!
広い境内を持つ立派なお寺です。



今年は夏が長く 紅葉は期待した程ではなかったのですが、それでもところどころは・・・




こんな感じ・・・

最乗寺は1394年開山の曹洞宗のお寺ですが
言い伝えによると__
開山した了庵禅師に仕えた道了という修験者が 和尚様が亡くなられた後「これからは山からお寺をお守りします」と言って天狗の姿になり、白狐に乗って消えました。道了は実は十一面観音の化身であった、、、のだそうです。(民間信仰の霊場にお寺が建てられた事を伝えているのでしょうね)

では次の項で 大雄山の天狗さん達を紹介します。

大雄山(だいゆうざん)駅

2007-11-09 16:21:49 | 小田原隣接エリア
金太郎三昧な日を送っています。


ここは 大雄山線の終着駅 大雄山駅です。(といっても 先日行った小田急線「開成」の近く^^; 駅前の道路を東へ3k程行った所に「足柄大橋」が架かっているのです)
駅前には金太郎ファンには有名な(?)金太郎像があります。

本物のはらがけをかけています。

タヌキがかわいい。(苦手なおサルにみつからないようにクマの後にかくれ、しっかり者の友達ウサギをチラと振り返っている・・・のかどうかは不明)



と、こんな「金太郎」の町の飲食店街はやっぱり(?)「金太郎横丁」でした。

■編集で追加ー
大雄山駅前で見つけた 金太郎印のマンホールの蓋


金太郎の後姿も追加です。

布製のはらかけの下にブロンズのはらかけも着けていることがわかりました。腰には巾着。何が入っているのでしょう?気になります・・・

(↑↑最乗寺へ行く時に撮りました)

足柄大橋 (アート編^^)

2007-11-07 18:42:04 | 小田原隣接エリア
足柄大橋の欄干 なかなか素敵だったので 写真を撮ってきました__
アユ
サギ
ユリ
富士山(多分)


大井町側の川名のプレートには「大井町の花 すいせん」が彫られていました。
(今頃ですが・・・ すると開成町側にも同じようなプレートがあったのかしらー? 見損なったかもしれません・・・)

足柄大橋(あしがらおおはし)で金太郎さんに会う

2007-11-07 18:20:26 | 小田原隣接エリア
金太郎さんに会いに 「足柄大橋」に行ってきました。

小田急線でまず「開成」へ行き、酒匂(さかわ)川の堤を川上へ歩きます。

川には白鷺が。ああ、のどか。

堤の松並木はなんと決壊防止に二宮金治郎が提唱したものとわかりました。(彼自身が植えた松はもう無いそうですが) 松は又、日差しも防いでくれます。ありがたや。

やがて見えてきた「足柄大橋」。
両サイドに広い歩行者用レーンもあり、安心して歩けました。



橋の欄干に立つ金太郎さんは 健やかそうな少年でした。
(のどかな感じで まさかりが鍬に見えてしまいます^^)
りすがかわいかった!(手を取り合うりす^^ 何があったのかなあ 久しぶりの再会とか?)

鹿の背には小鳥が。

で、これは橋の西側の像。

東側には熊にまたがった金太郎さんがいます。
が。逆光で・・・・

やむなく お尻からパチリ


とまれ、会いたいと思っていた像二体に会え、嬉しくなった私は「勢いで足柄駅の金太郎さんにも会おう!」と思い、小田原の一つ手前の「小田急 足柄駅」で下車。
しかし__ 駅は工事中。いやそも・・・像なぞある気配がありません・・・。
帰って調べたら足柄違い! 金太郎さんがいるのは 御殿場線の「JR足柄駅」だって!

ああー まだまだ若葉マークです~(とほほ)

大山登山

2007-11-04 00:09:31 | 小田原隣接エリア

ポイント間の所要時間が書かれた看板によれば・・・
下社から山頂までの「ハイキング」は75分 のコース。
しかしこれは・・・ 山歩きに慣れた人の足で測ったのではないかな?
numabeの足ではたっぷり90分かかりました。
登山道入り口の階段なんて あえぎあえぎ上りましたよー。


しかし 味わい深い登山道でした。




時にね 登山道には「○丁目」という距離表示の石柱が立てられているのですが、最初のうち「○合目」の意味かと、、、

↑「もう9丁目?楽勝だったね」 と思ったら

↑「ここが・・・10丁目?」

↑更に行ったところで あっさり「11丁目だ・・・」
下ってくる人が「頂上は28丁目ですよ」と教えてくれ __ ちょっと力が抜けました。
(一丁は約109メートルだそうです)

気を取り直して登ると やがて「大山200m」の矢印が。

その隣の看板

↑この「ガンバレ」には励まされました!(ありがとうー)


やっと見えてきた鳥居。(嬉しかったなあ)

↑そしてここが「奥の院」。


↑頂上には神木「雨降木(アメフリノキ)」がありました。
そういえばお宮の「大山阿夫利(あふり)神社」という名前は 「雨降り(あふり)」からきているそうです。きっとこの山は昔から「雨」がよく降る山だったのでしょうね。

暫し休憩__しているうちに、天気が下り坂となり 手に届きそうな雨雲に脅されつつ下山となりました。(頑張ってバス乗り場まで歩きましたよ)

__という訳で、ただいまは 「よく歩いたなあ」という満足感と すでに始まった筋肉痛を味わっております。 
おしまい

大山へ行きました

2007-11-03 23:50:22 | 小田原隣接エリア
今日は、亭主と伊勢原市の大山(おおやま)に登って参りました。
大山は、この辺りでは紅葉とお豆腐で有名。(そうそう、吉本ばななの『キッチン』に出てくる 「豆腐で有名なI市の~」はここ 大山 です)

(↑んー紅葉にはまだ早かったようです)




道の両側は 大山講御用達の宿や 豆腐料理の店 土産物屋が並んでいます。

まず 麓の豆腐料理の店で早い昼食を頂き・・・
ケーブルカーで標高約700mの「下社」まで上ります。

ここまで上がると 色づいた紅葉も見ることができるように。



ここが大山阿夫利(あふり)神社の 下社 です。
実はここまでは以前来たことがあったのですが__
今日はこの社の裏から 頂上の上社(標高1251.7m)へ向かいます。

ガイドブックには「初心者向き」となっている登山道。
しかしnumabeは 超初心者だったのでした。。。(つづく)