ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

夢まぼろしのごとくなり

2017-09-20 | 日記

人間五十年が八十年になり百年になり・・・。

祝の盃が銀メッキになり、やがては銅メッキになるかも。

なんて考えるのは、「年寄りの日」の後遺症。

 

いつのお生まれです?

天正10年でして。

それはそれはまだお若い。わたしなど建久元年ですぞ。

 

てな会話がそのうち日常茶飯に交わされる・・・ことはないか。

天正10年というのは本能寺の変・・・1582年。

織田信長享年49歳で没した年である。

 

人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり。

その信長が好んで謡い舞ったという幸若舞の一節。

一度生を受け滅せぬ者の有るべきか・・・と続きます。

 

下天とはどこか?

人が輪廻する世界は6つあり、これを六道という。

地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界。

 

天上界の中も六欲天・色界・無色界に分かれ、欲から離れるほど上界に行く。

六欲天のうち最も人間界に近いところに四天王がいる。

この四天王の住む世界を下天という・・・仏教の世界も複雑なんです。

 

下天界の一日の長さは、人間界の五十年に相当する。

かくして、人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり。

というわけですが、なぜこんなことを書いているのでしょう?

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