人事評価の時に、ハロー効果という言葉が用いられます。
ハローというのは、後光がさす、と言うときの後光のこと。光背ともいいます。
好ましい特徴があると、それに引きずられて、他の面への評価が歪んでしまう心理現象です。
わかりやすい例が、あばたもえくぼ。
好きになってしまうと、あばたでさえチャーミングなえくぼにみえてしまいます。
それでは公平な人事評価はできないので、そうした心理状態での評価は避けることが必要。
マイナスのハロー効果もあって、えくぼもあばた。
嫌いになってしまうと、ほんと魅力的なえくぼであっても、あばたのように見えることもあります。
ともかく、自分の好き嫌いを抜きにしないと、フェアな評価はできません。
とは理屈でわかっているのですが、自分の認知のワナから抜け出ることはなかなか難しい。
どうしてかというと、好き嫌いというのは、根源的な感情。
いってみれば本能と同じようなものですから、自分ではコントロールできません。
いっそのこと、好き嫌いを評価基準にしたらどうだろう。
なんて、大胆なことを試みようと思いましたが、結局はやめました。
何のことはない、好き嫌いとか、情実とかで、アンフェアな評価がまかり通っていたから・・・。
で、いま、好き嫌いの本能のままに人間評価。
身近な人は何かと差しさわりがあるのでやめまして、政治家あたりはどうでしょう?
結果はあばた百人、えくぼ三人・・・。
キライな人、イヤな人の顔を見続けていると、気持ち悪さが募ってきます。
筆頭が総理、官房長官、総務大臣、外務大臣、防衛大臣・・・民進党の代表、幹事長・・・。
とにかく、気持ち悪い国になっていますから、このへんで気持ち良い国へ変えたいものです。