ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

たつみ放浪記

2015-07-11 | 日記

 

昨日は、よんどころない事情があって、新小岩のたつみ橋交差点の近くへ。

蔵前橋通りと平和橋通りが交差するところが、たつみ橋交差点です。

いまでは川も橋もなく、ただの広い交差点、そのあたりでは蔵前橋通りが陸橋になっています。

 

そこへ行くたびに思い浮かぶのが、わが庵は都の辰巳しかぞ住む、の和歌。

昨日も同様でしたが、いつもと違ったのは辰巳の方角が思い出せないこと。

 

たしか北の方角が子(ね)だったよな。

丑寅卯辰巳、と頭の中で時計回りして、東南だ!

でも、この「たつみ橋」はどこから見ての東南なのだろう?

 

もっとも方角とは限らないよね。川に架かる橋を順番に、子橋、丑橋、寅橋・・・とつけたのかも。

なら、なんで辰橋、巳橋じゃないの? そんなことわたしに訊かないで。

どうせ訊くなら、辰巳芸者のこと訊いて。

 

辰巳芸者というのは深川の芸者のことです。

深川は江戸の東南にあるから辰巳芸者。

知っているのはそれだけですけどね。

 

そういえば、神田川にも、たつみ橋がありました。

これはどうやら杉並の東南に位置する橋なので、たつみ橋と名付けたようです。

長いこと杉並に住み、練馬にも短期間ですが住んでいたので、あのあたりはけっこう詳しいのです。

 

神田川は、京王井の頭線とほぼ平行に流れていて、その水源が井の頭の池。

吉祥寺は昔からちょっと洒落た店などがあって、井の頭公園には爺もよく行きました。

 

神田川の支流が善福寺川。中野あたりで分かれて杉並、練馬を流れています。

この水源は善福寺池、ここも公園になっています。

 

このあたりは池が多くて、石神井池、石神井川もあります。

池が多いのはなぜなのか、そのうち調べてみたいと思います。

でも、辰巳から、なぜ、犬亥の方角まで来てしまったのでしょう。

 

たつみに戻って、蜀山人の狂歌。

わが庵はみやこの辰巳午ひつじ申酉戌亥子丑寅う治。

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