近所のドラッグストアが今月末で閉店することになりました。
その挨拶のハガキに、24年余にわたりご厚情を賜り云々・・・。
どうやら店のほうがわたしたちが越してきたあとに開店したようです。
そうだったのか・・・30年も経つと記憶はかなり曖昧になるものです。
店ができる前は何だったか、まったく思い出せません。
ともかく日用雑貨など、ほとんどそこで買っていたので、これから不便になります。
店を閉めるのは、奥さんの病気が理由のようです。
そういえば、このところ姿が見えなくて、どうしたのだろう、と思っていました。
明るい愛想のいい奥さんでした・・・なんて過去形で書いちゃいけませんが。
10年ほど前、その奥さんとの立ち話で、若くていいですね~。
「何、言ってんのよ、もうすぐ50に届こうっていうのに」
えっ、うっそー、どう見ても30代にしか見えないけど・・・以来、一段と愛想よくなりました。
30年経つと近隣の店もほとんど様変わり。
閉めた店だけ数え上げたら、八百屋、花屋、文房具屋、本屋、小料理屋、スナックなど。
まだ、看板やテントだけが残っている店もありますが、いずれはほかの店に・・・。
記憶の話に戻ると、いったん記憶されたことは死ぬまで保持されているともいいます。
ただ、それを思い出すことができなくなるだけ。
ところが死ぬ直前、その記憶が大量に甦って来るとも言われていますが、さて・・・。