「そのうち暗殺されるわよ」
大統領令の入国禁止措置などのニュースを聞くたびに、カミさんが呟いています。
公約通り?とはいえ、これだけ過激だと、そうかも、と思いますが。
議論など無用、といった性急さが感じられます。
人生を不動産業で過ごしたこととどこかでつながっているのでしょうか。
つい、そんなことを考え、かつて知り合った不動産業の人をあれこれと・・・。
昔々、杉並に住んでいた頃、カミさんが不動産屋でアルバイトをしていました。
仕事は経理も事務もできず、できるのはムダ話、わたしなら絶対に雇わない女性です。
が、3年ほど続いていましたから、よほど寛容な社長だったのでしょう。
単に女好き?、かとも思いましたが、どうやら恐妻家。
民謡が好きで、不動産屋の同好の士が集まって、よく歌っていました。
いつの間にか、カミさんもその仲間に入って、伊勢音頭など唄うように・・・。
そのうち、わたしも店に出入りするようになって社長と懇意に。
クルマに乗せてもらってゴルフに行ったり、民謡仲間と遊びに出かけたり・・・。
今にして思えば、過激さとは程遠い温厚なおじさんでした。
知り合った中には、ちょっと胡散臭いと感じる不動産屋もいました。
儲け話があるんだけど乗らない? そういうタイプのおじさん。
ジャズが好き、本が好き・・・と似た点はあって面白くもあったのですが・・・。