総務相の高市発言にジャーナリストたちが声をあげました。
先の、恫喝めいた電波停止の発言に対してです。
誰も何にも言わないのか、と思っていたところなので、やっと声をあげたか・・・。
「テレビが政治的に公平性を欠いた放送をすれば、電波停止もありうる」
内閣の一員が、こんな脅迫、恫喝まがいの発言をすれば、おとなしく黙っているほうがおかしい。
程度の低い議員の発言には事欠かないので、つい不感症になってしまっていたｊか・・・。
首相がよく出るテレビ局があるようですが、これなんかも政治的に公平性を欠いているかも。
と思うのですが、そもそも政治的に公平とは、どういうことなんでしょう？
人が様々な主義、信条を持って生きているとするなら、公平とはいったい何なのか・・・。
思想、信条の自由が保障されているとは、どういうことなのか。
たぶん、総務相はそんなことを考えたこともないのでしょう。
文句は言うな、批判はするな、異論は潰せ、敵は殺せ・・・恐ろしいですね、怖いですね。
とくにいまの政権になってからというもの、異論封じが目立ちます。
国会の討論でも、まともな議論をしないで自説を繰り返すだけ、あるいは質問を逸らすだけ。
追及されそうな不祥事が起きると、すぐに国外逃亡・・・ほんとにどうしようもない。
日本の報道の自由度は世界で６０何番目だそうです。
海外特派員との記者会見もほとんど開かれず、海外メディアからその姿勢を問われているとか。
たぶん、彼らの質問に答えられないからでしょう。想定問答集なんてない世界ですから。
恫喝の背景には、安すぎる電波利用料があるという話も。
文句を言うなら電波利用料を引き上げるぞ、というカードがあるので、放送局もそれが怖い。
でも、権力監視こそジャーナリズムの重要な役割、大いに怒ってほしいものです。
