現役の頃、まったく愛社精神に欠けていました。
もともと会社に帰属する意識が低かったのかも。
それでも会社を渡り歩かなかったのは、面白い仕事ができたから。
そうでなかったら、転職を繰返したかもしれません。
愛する対象は会社でなく仕事だろう。
今思うと、無意識のうちにそんなふうに考えてたのだと思います。
コンピュータの黎明期。
仕事で食いっぱぐれることが無かったことも関係したでしょう。
回りにもそういう人間がけっこう多かった気がします。
会社への帰属意識が無いと、派閥なんかとも無縁でいられます。
その分、出世や昇進とも縁遠くなるのでしょう。
でも、ある意味では気楽、仕事オンリーに没頭できますから。
いまどき愛社精神を説く経営者がいるのかどうか。
同じ説くなら、愛社の社は社会の社、くらいでどうでしょう?
愛国心は信用できません。いっそ愛人精神でゆくのもいいかも・・・。