ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

風に吹かれて

2016-10-30 | 日記

 

風にふかれていたノーベル文学賞がどうやら目的地に着地しそう。

やきもきしていたわけではなく、勝手に、辞退の結末を思い描いていたので、何やら拍子抜け。

沈黙していた真意はわかりませんが、受け取るならもったいぶらなけりゃいいのに・・・。

 

ボブ・ディラン・・・この手の音楽には殆ど縁がありません。

なんとなく反骨、反体制、反権威のミュージシャンというイメージを抱いていました。

ですが、名誉と実利にあえて逆らえる人はそうそういないのでしょう。

 

ノーベル賞の辞退者はこれまでに4人いるそうです。

うち、わたしが名前を覚えているのは、いずれも文学賞でパステルナークとサルトル。

「ドクトル・ジバゴ」のパステルナークは、ソ連当局の反対圧力で本人の意志に反して辞退することに。

 

「実存主義」のサルトルの場合は、本人の意志。

「どんな人間でも生きながら神格化されることには同意できない」というのがその理由。

ちなみに、レジオンドヌール勲章など、公的な賞はすべて辞退していたといいます。

 

ノーベル賞とはいえ神格化に結びつけることはないのに・・・。

わたしなんかはそう思いますが、哲学者のアタマの構造はよくわかりません。

実存は本質に先立つ・・・そんなこと当たり前でしょうが。

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