昨日はプログラミング講座のことを書きました。
そのプログラミングですが、わたしがその言葉を知ったのは半世紀近く前。
就職した会社で、時折、プログラマー募集というポスターを見かけました。
コンピュータという言葉も馴染みがなく、電子計算機とか電算機とか呼んでいた時代。
会社の中の電算部門がプログラマーを社内募集していたのです。
グラマーには興味がありましたが、プロのグラマーって? いったいどんな仕事をするんだ?
はじめは、みんなそんなものなのです。
そのうちコンピュータ事業部門に配属され、やれアセンブラだ、フォートランだ、コボルだ・・・。
といっても職種がシステム設計職でしたから、プログラミングは本業ではありません。
ただ、プログラム言語の知識も必要ですから、最初は研修を受けさせられます。
で、課題のプログラミングに取り組んだのですが、早々と、これはわたしには向かない仕事だ。
なぜかというと、几帳面さと根気と粘り強さが要求されるので。
アバウトで淡白で移り気なわたしには、とてもつとまりません。
課長、部長といえども年に1000行程度のプログラムを作ること。
そういう内規めいたものもありましたが、以来、会社を辞めるまで無視ひとすじ。
小学生からプログラミングを必須にするという流れがあります。
論理的思考を育てる、というのが理由ですが、それがプログラミングである必要はありません。
要は、何を教えるかではなくて、どう教えるかの問題。
とはいえ、IT人材を増やすこともこれからの社会では不可欠でしょう。
その意味では、適性があるかないかを判断することが目的の早期教育ならありなのかも。
適性が無いと思われた子どもには、早々に別の選択肢を与えることも含めて。