風がなかったせいでしょうか、思っていたほど寒くはない一日でした。
あの時、事務所で会議をしていて、みんな外へ飛び出した・・・・。
東日本大震災から2年、そんなことを思い出しました。
31万5千人・・・・まだ、それだけの人が避難生活を強いられている。
瓦礫の中でトランペットを吹いていた少女・・・・。
看護師を目指して地元の医科大学に通っている、と聞けばなぜかホッとします。
被災した人たちに殆ど何一つ力になれない自分に苛立たしさを感じながらも。
東北の春はまだまだなのだろうな、と考えていたらふと歌の一節が。
「もう誰ひとり 春の小人の雪踏む音に 気づきもしないけれど・・・・」
しばらく前に小椋佳という人の話をラジオで聞いたせいでしょうか。
彼の作った「シクラメンのかおり」。
愛宕山の花見の宴で、それを歌う上司がいたことも思い出しました。
ヘンな人で、酒を呑んだあとは必ず甘いものを食べる店に。
その歌が巷に流れていたのが、たぶん30歳前後の頃。
その後しばらくして、小椋佳のデモテープを聞く機会がありました。
それが「残された憧憬」というアルバム。
さっきの一節は、その中の「花化粧」という歌。
ナイーブでいささかセンチメンタルではありますけれど・・・・。
聞いたラジオ番組では、50歳過ぎて母校で学びなおしたとか。
それが何と哲学なんだそうです。
そうと聞けば、なるほど、単なる叙情だけではない何かが・・・・。
Youtubeにあったので聞いてみてください。
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