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【101019】猿を追い払え 犬10匹が訓練

2010年11月12日 | 獣害-モンキードッグ
モンキードッグの山口県萩市での取り組みです。

思い立ってもすぐに現場という訳にはいかないのが、モンキードッグのつらいところ。
でも、一気に10頭が訓練とのことですから、成功すれば来春から効果が期待できそうですね!


~ 転載 ~

◆萩、農作物被害受け
  萩市内で猿による農作物被害が相次いでいることから、萩阿武地域鳥獣被害防止対策協議会(金子栄一会長)は、市内川上の明神島運動公園で、猿を追い払う「モンキードッグ」の養成訓練を始めた。

  萩警察犬訓練所の中村明子訓練士が、飼い主の協力も得て、10匹の犬を相手に約2時間、訓練した。来年2月中旬まで毎週約1回、(1)人に危害を加えない(2)人の命令に従う(3)猿を深追いせず、追い払った後は戻ってくる――の3点を主に訓練し、テストに合格すればさらに1カ月実地訓練してモンキードッグに認定する。

  市農政課によると、猿による昨年度の農作物被害は、米やシイタケ、カボチャ、イモ、メロン、ミカンなど約3千万円に上り、人がかみつかれる被害もあった。


朝日新聞


モンキードッグ:サル撃退へ家庭犬訓練 農作物被害で萩阿武地域 /山口
◇イノシシ、シカにも効果期待
 サルによる農作物被害が増えているため、萩阿武地域鳥獣被害防止対策協議会(会長、金子栄一・阿武萩森林組合長)は、家庭犬を訓練して里に降りてきたサルを山へ追い払う「モンキードッグ」の養成を始めた。

 萩市内のダイコン、サツマイモなどの農作物被害は07、08年度にそれぞれ2700万円で、09年度は3000万円と増加。20~30頭の群れで来ることも多い。ロケット花火や電気ネットで侵入防止を図っているが決定打とはいかず、各地域にいる家庭犬の手も借りることにした。イノシシやシカにも効果が期待されている。

 訓練は17日から萩市川上の明神島運動公園で始まった。萩警察犬訓練所の中村明子訓練士が指導役となって、4カ月間(毎週土曜か日曜日)訓練。成果テストに合格した犬は、4回にわたって山に放し、呼び寄せる実地訓練を実施。適性と認められれば「モンキードッグ」として認定される。今回は10頭が参加した。協議会事務局で市農政課の大谷聡係長は「地域に訓練された犬がいると、被害も減るのではと期待している」と話した。

毎日新聞10月22日付


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