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【110207】イノシシの肉、松江・八雲町の特産品に

2011年02月23日 | 獣害-利用
~ 転載 ~

 農作物を荒らす「害獣」として嫌われてきたイノシシの肉を、町の特産品として売り出そうと、島根県松江市八雲町の猟師や加工業者らが取り組んでいる。まだ1年半だが、歯ごたえや独特の風味があり、売り上げも徐々に軌道に乗り始めている。

 八雲町では例年、イノシシによる農作物被害が深刻だった。雑食のイノシシは、住民らが育てた稲やサツマイモ、カボチャなどを食い荒らし、駆除に頭を悩ませてきた。

 そこで、猟師や猪肉加工業者らで2008年5月に「八雲猪肉(ししにく)生産組合」(土谷昭治組合長、約30人)を設立。翌年、同市が猪解体処理施設を同町に整備し、組合員らがイノシシの解体から加工、調理までを行い始めた。

 猟師らがわなや檻(おり)を仕掛け、かかったイノシシをすぐに施設に運び、解体。すでに100頭以上が解体されたという。1頭の平均体重は約50キロで、内臓などを除いた20キロ前後が食肉になる。施設長の三島幹雄さん(73)は「猪肉は食感が良く、独特の風味がある。ドングリなど木の実をたっぷり食べた肉はおいしい」と太鼓判を押す。

 現在、猪肉のパック詰め「やくも猪舞(ししま)い」を250グラム1000円で同市内の食肉店や同施設などで販売。また、同市内のレストランで、猪肉を使った「やくも猪舞い御膳(ごぜん)」を1月29日から1か月限定で販売中だ。

 同組合などは6日午前11時から、猪肉を使ったアイデア料理のコンテストを同市民活動センター(同市白潟本町)で開く。試食コーナーや、猪肉コロッケの販売もある。

 土谷組合長は「徐々に猪肉の認知度が上がってきた。年間売り上げ200万円を目指す」と意気込んでいる。

読売新聞


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