獣害を裏返せ!

獣害に関する状況と対策の最新ニュース。他地区での取組や状況を知り、「マイナス」を「プラス」に転じよう!

【071030】野生動植物、共生へ長期構想骨子案   滋賀県環境審企画小委

2007年10月31日 | 獣害-研修・シンポ他
 滋賀県環境審議会の野生動植物との共生に関する企画小委員会が30日、県庁で開かれ、個体そのものでなく、生息活動域の保全や再生を図る長期構想の骨子案が示された。  長期構想は2010年度から50年間の指標となる。骨子案では、県内を湖辺域・内湖、自然林・二次林など7タイプに区分けする。国定公園や鳥獣保護区などを調査して生息域を分別し、繁殖地とえさ場が道路で分断されていないかなど現状把握する。その上で . . . 本文を読む

【071030】イノシシのくくりわな、市町村で対応さまざま 猟期中の有害捕獲

2007年10月31日 | 獣害-対策:シカ・イノシシ
 イノシシを捕獲するくくりわなの直径について、県は有害獣捕獲なら制限しないようにしたが、許可の判断をする市町村では猟期中の対応が分かれそうだ。田辺市は猟期にも有害捕獲の許可を出す方針だが、上富田町では混乱を避けるために許可を出さない。未定の自治体もある。  猟期中のくくりわなについては、クマを誤って捕獲しないように環境省が4月に省令を改正し、わなの直径を12センチ以下に制限した。しかし、イノシ . . . 本文を読む

【071030】健康な里山目指し 西春近でセミナー

2007年10月30日 | 獣害-研修・シンポ他
 伊那市の西春近自治協議会や区長会などは28日、同地区小出3区の白沢沢周辺山林で災害に強く、獣害を減らすための山づくりを考える「里山セミナー」を開いた。地域住民ら約60人が参加し、信州大学農学部(南箕輪村)の研究者と一緒に山林を歩きながら現状を把握し、「健康な山」をつくるための助言を受けた。  昨年7月の豪雨災害を契機に手が入らず荒れてる里山に目を向けるためのセミナーで3回目。これまでに被災地の . . . 本文を読む

【071029】“牧牛犬”が大活躍2頭チームで柵内へ誘導/長野・上田市の菅平牧場

2007年10月29日 | 牛・ヤギ放牧
 長野県須坂市の菅平牧場畜産農業協同組合が牛を放牧する上田市の菅平牧場で“牧牛犬”が活躍している。ボーダーコリー2頭が草地に散った牛を柵に追い込む。「人間数人分かそれ以上の働き」と関係者は大喜びだ。  同組合は数年前、北海道池田町の農場から牧羊犬の雄1頭を24万円で購入。雌1頭を、同組合職員の池田公保さん(63)が自ら購入した。「羊用の犬は牛を怖がって使えない。子犬で購入し、牛に慣れさせながら訓 . . . 本文を読む

【071029】カキもいで、獣害防止 白山・河原山町 ボランティアが採取

2007年10月29日 | 獣害-対策:サル
 県白山自然保護センターの「河原山カキもぎボランティア」は二十八日、白山市河原山町一帯で行われ、参加者はクマやサルが侵入する原因となるカキの実を採取しながら、人と野生動物のかかわり方などについて考えた。  河原山町は同市仏師ケ野(ぶしがの)町とともに、「仏師ケ野柿」の産地として知られた。かつては市場へ出荷していたが、現在では自家消費のみとなっている。出荷が盛んだったころの名残で集落周辺には今もカ . . . 本文を読む

【071027】オオカミの尿効果上々 仙台の農家、猿害対策実験

2007年10月27日 | 獣害-対策:忌避
 サルが農作物を食い荒らす被害の続く仙台市太白区秋保町地区で、農業佐藤昭夫さん(68)がオオカミの尿を入れたプラスチック容器を畑に置き、サルを撃退する実験をしている。尿のにおいでオオカミが近くにいると勘違いさせ、畑に近寄らせない作戦。今のところ効果は上々で、市は「継続的な効果が確認できれば、有効な手段になる」と期待しながら見守っている。  米国で飼育されているハイイロオオカミの尿で、独特のにおい . . . 本文を読む

【071026】猟友会の協力で有害鳥獣駆除

2007年10月26日 | 獣害-対策:シカ・イノシシ
 山口県猟友会柳井支部は、農作物を荒らすイノシシなどの有害鳥獣の駆除を進めるため、農林業者を対象にした準会員制度を創設した。  会員の減少と高齢化などで駆除の要望に十分な対応が難しくなっており、農家に鉄製の捕獲おり(箱わな)を仕掛ける資格を有する狩猟免許を取得してもらい、駆除に加わってもらう狙いだ。  こうした制度を設けるのは県内で初という。 中国新聞 http://www.chugoku-n . . . 本文を読む

【071026】「地区挙げて獣害対策を」 住民対象のアンケート結果

2007年10月26日 | 獣害-対策:シカ・イノシシ
 古座川町潤野地区をモデルに獣害対策を研究している京都大学大学院農学研究科の九鬼康彰助教(37)らの研究グループが、地区住民らを対象に実施したアンケートで、多くの住民が農地保全が必要だと考え、地区を挙げて獣害対策に取り組む必要があると思っていることが分かった。九鬼助教は「もっと詳しく住民の考えを聞き、効果的な対策を提案したい」と話している。  25日に潤野集会所で開いた説明会で、アンケートの結果 . . . 本文を読む

【071024】網入り集落/御杖村菅野東地区

2007年10月24日 | 獣害-対策:シカ・イノシシ
◆獣害対策ぐるり8キロ  野生のイノシシや鹿などから農作物を守ろうと、囲った檻(おり)に田畑ごと立てこもってしまった“村”がある。御杖村菅野の「菅野東地区」。昨年11月に高さ2メートルの金網フェンスを長さ8キロにわたって張り、約20ヘクタールの集落全体を囲んだのだ。県によると、獣被害対策でこれほど大規模な「囲い」を設けるのは県内で初めてでは、という。それから1年近く。住民たちは「おかげで被害が減っ . . . 本文を読む

【071023】遊休荒廃農地への牛の試験放牧、成果得て終了

2007年10月24日 | 牛・ヤギ放牧
 辰野町上島区の大庭地区で22日、遊休荒廃農地に牛を放牧して雑草を減らし、農地を再生するため、県が試験的事業として導入した「牛の舌草刈りで郷(さと)耕し事業」が成果を得て終了、役目を果たした2頭の牛の撤収作業が行われた。  飼料の値上がりに頭を悩ます畜産農家と遊休荒廃農地の拡大に加え、有害鳥獣被害に苦慮する農村集落を支援しようと、県が普及を始めた新規事業で、地元の大庭共同耕作組合(根橋俊夫組合長 . . . 本文を読む