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【101026】作物守れ 獣害対策犬、宇陀・室生で訓練開校式

2010年12月15日 | 獣害-モンキードッグ
今年も順調にモンキードッグが誕生しつつあるようですね。

「追い払うだけでは意味がない」「個体数を減らすしかない」という声が聞こえてきますが、切り分けて考えることはできないでしょうか。
獣たちとの棲み分け、境界線をしっかりと引く意味でもモンキードッグの効用は大きいと思います。

チャンスがあるならば是非取組んで欲しいです。

~ 転載 ~

 サルやシカによる作物被害を減らすための獣害対策犬(モンキードッグ)の訓練開校式が25日、宇陀市室生区大野の市室生オートキャンプ場で開催され、14頭の候補犬が集まった。

 宇陀市と、隣接の三重県名張市による地域鳥獣害防止広域対策協議会(福森譲会長)が昨年から行っている育成事業の一環で、認定された獣害対策犬は人里を荒らす動物を追い払う役目を担う。昨年は10頭が約5カ月間の訓練と試験を経て認定され、地域の要請に応じて出動している。

 この日は開校式と第1回の訓練が実施された。NPD(日本警察犬協会)公認訓練士の碇(いかり)良博さんの指導で、コの字形のテストコースを指示通り歩く服従訓練などを行い、獣害対策犬に必要な能力を磨いた。

 愛犬のクロマメ(メス、4歳)と参加した宇陀市菟田野区の小野本恵美子さん(70)は「自宅近くでもシカやサルの被害がひどい。周りの人の役に立ってくれれば」と話していた。

産経ニュース


 田畑や集落に出没するサルを追い払う「モンキードッグ」を育成する講習会が25日、奈良県宇陀市の室生オートキャンプ場で始まり、三重県名張、宇陀両市の住民計11人が11頭の飼い犬とともに参加した。

 講座は来年3月まで続けられる。

 モンキードッグは嗅覚(きゅうかく)や威嚇行動など犬の習性を利用した新しい獣害対策。両市の農業担当者でつくる「宇陀・名張地域鳥獣害防止広域対策協議会」が昨年度に続いて講座を開設。伊賀市沖、日本警察犬協会公認訓練士の碇良博さん(62)らが講師を務め、14人14頭が申し込んだ

 飼い犬は、ゴールデンレトリバーやシェパード、雑種犬などで、初日は、リードを握った飼い主に寄り添って歩く練習から始めた。期間中、週1回の割合で訓練を行う。

 名張市内の主婦(66)は「畑が荒らされるだけでなく、屋根に乗られて瓦がひび割れする被害も出ている。モンキードッグとして地域の役に立てれば」と話していた。


読売新聞10月27日付


 農作物被害を及ぼすサルを追い払う「モンキードッグ」の養成訓練が萩市で始まった。萩阿武地域鳥獣被害防止対策協議会(会長=金子栄一・阿武萩森林組合長)が明神島運動公園で実施する訓練には、ペットとして飼われている10匹が参加している。

 萩市内の山間部には、野生のサルの群れが10~15あり、400~600匹が生息しているとみられる。水稲や果実、野菜類などの被害が年々増え、2009年度の被害額は約3000万円に上った。

 訓練は、萩警察犬訓練所の訓練士に委託。来年2月まで15回の服従訓練を行い、命令に従うかなどのテストを実施する。合格した犬を山に放して飼い主の呼び戻しに応じることが出来れば、協議会がモンキードッグとして認定する。

 金子会長は「1匹でも多く認定されることを願う。今後も訓練の機会を増やしたい」と話している。


読売新聞10月28日付



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