獣害を裏返せ!

獣害に関する状況と対策の最新ニュース。他地区での取組や状況を知り、「マイナス」を「プラス」に転じよう!

【080613】諏訪地方の農林業 鳥獣被害1億4400万円

2008年06月13日 | 獣害-状況
 諏訪6市町村で2007年度に確認された鳥獣による農林業の被害額は約1億4400万円となり、過去最多だった前年度を1400万円余り上回ったことが12日、県諏訪地方事務所のまとめで分かった。生息数が急増しているニホンジカの被害は約1700万円の増加。全体の6割を占めており、依然として深刻な状況が続いている。

 内訳は、稲、野菜の食害や田畑の踏み荒らしなど農業被害が約8800万円、樹皮が食い荒らされるといった林業被害が約5500万円。

 農業被害は農家からの被害申告に基づいて算出し、被害額は前年度から約1400万円増加した。被害面積は計84.6ヘクタール。市町村別では茅野市が約4700万円、諏訪市が約2300万円、原村が約1000万円と目立った。林業被害は前年度から横ばいで、約3400万円の下諏訪町が最多。マツタケの被害を含んでいる諏訪市は約1400万円に上った。

 鳥獣別だと、シカが約8600万円だったほか、イノシシが約1100万円と前年度の2.7倍に急増した。カモシカは林業被害を中心に約1600万円。猿は富士見、諏訪、茅野の3市町などで約300万円の被害だったが、前年度からは半減した。シカ害は農業が約4900万円、林業が約3600万円だった。

 同事務所や諏訪農業改良普及センターなどでつくる「諏訪地域野生鳥獣被害対策プロジェクトチーム」は3月、シカなどによる農林業被害の軽減に向けた今後の推進施策を策定。市町村が連携した広域捕獲などで、諏訪地域の年間目標である1110頭以上のシカの捕獲を目指し、集落ぐるみの被害防止対策やシカ肉の利用を進めることを柱に掲げている。

 同事務所によると、昨年度のシカの捕獲数は1554頭(狩猟626、有害鳥獣捕獲928)。「集落の住民にわな猟免許などを取得してもらい、捕獲隊を結成して被害を減らす取り組みも広めたい」(農政課)としている。

長野日報
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=10992

ランキングに参加しています。鳥獣害の状況・対策を多くの方に見てもらえるよう、クリックをお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
人気blogランキングへ


最新の画像もっと見る