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【080613】遊休農地を牛の放牧に活用 有害獣の被害防止、運動不足解消にも

2008年06月13日 | 牛・ヤギ放牧
 耕作をやめた荒れ地に牛を放ち、雑草を食べさせて猿やイノシシの侵入を防ぐ-。「耕作放棄地まるごと舌刈り作戦」と銘打った県初の試みが、本巣市根尾で始まった。県は景観美化や有害獣の被害防止などに期待し、うまくいけば放牧面積を広げる考えだ。

 放牧しているのは、畜産家と地主で設立した根尾能郷放牧場管理組合(杉本竹雄組合長)。8頭の牛を広さ0・45ヘクタールの耕作放棄地に放っている。

 本巣市で飛騨牛の肥育をしていた杉本さんが、新たに繁殖牛の飼育を計画。放牧地や自給飼料が必要になった。

 そこで遊休農地を抱える土地の所有者2人と交渉し、農地を放牧地とすることで合意。本巣市の仲介で昨夏に組合を設立し、県が放牧する牛1頭当たり10万9000円を補助する制度もつくった。

 県によると、県内の耕作放棄地は2005年で約5500ヘクタール。00年の約3800ヘクタールから1・5倍に増加。病害虫の発生や有害獣の隠れ場所になりやすく、問題となっていた。

 今回の作戦を杉本さんは「牛の運動不足を解消できる」とし、本巣市は「猿やイノシシが近づかないし、農地管理の手間が省ける」と好評。県岐阜農林事務所は「この動きを県内全域に広げたい」としている。

中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080613/CK2008061302000020.html

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