獣害を裏返せ!

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【100328】里山保全と一石二鳥 竹で獣害防止実験へ 

2010年04月19日 | 獣害-対策:シカ・イノシシ
昔からあったのか!と改めて思ったのが、毎日新聞3月28日付の記事。

竹を敷き詰めることで、鹿の足が滑る・音がするため近づかなくなるという習性を利用ということですが、これは大いに期待したい。

そう言えば、話しは違いますが、庭の片隅にあるコンポスト。

イタチかテンか分かりませんが、昨年は結構頻繁にコンポストの脇を穴を掘られて困ったことがありました。

石を並べてみたり、杭を打ってみたりしたものの、それこそイタチごっこ。何をしても、しばらくすると対策を破られていました。

が、秋頃、竹を乾燥させようとコンポストに立てかけていると、数日後全て倒されていたのですが、そのまま放置。
それが功を奏したのか、多少掘り起こされた痕跡はあったものの、それ以降はやって来ません。

見栄えは悪いけど、「これ、意外といけるかも?!」と思ったのでした。


さて、「先人の知恵」。

一部では猪垣の復元に取組んでいる地域もあります。
シンボライズに過ぎない!と言われるかもしれません。

しかし、動物に対するものよりも「我々が守るべき境界はここだ!」という意思表示としては有効かなと考えたりします。

先人の知恵。獣害は今日に始まったことではない訳ですから、再度見直すことも大切かもしれませんね。


~転載 開始~

豊岡市:里山保全と一石二鳥 竹で獣害防止実験へ /兵庫

 伐採した竹を敷き詰めてシカやイノシシを撃退する「竹マルチ」の実験を豊岡市が始める。放置された竹を切って里山を荒廃から守り、これを活用して農作物の獣害を防ぐ“一石二鳥”作戦。効果が確認されれば市内に広く普及させる方針だ。

 山林に敷き詰めた竹の上を歩くと脚が滑り、音が鳴るため、シカやイノシシは近づかなくなるという習性を利用した古くからある駆除方法

 日本ビオトープ管理士会(東京都豊島区)が08年6月から、同市城崎町戸島の山林で実験したところ、周囲に竹を敷いた杉の木だけは皮をはがれる被害がなかったという。市は新年度予算に160万円を計上。2カ所で各3カ月間、効果を観察する。

 市内の08年の農作物被害は63ヘクタール6942万円で林業被害と合わせると9335万円に上る。獣害防止金網は1メートル約4000円、ナイロン製ネットは約500円かかるのに対し、竹マルチは材料費不要だ。

 養父志乃夫・和歌山大教授(環境システム学)は「同じような手法は江戸時代の文献にもあり、忘れ去れた昔の人の知恵とも言える。獣害対策と環境保護を両立させる一つの方法として研究を進めててほしい」と話している。

~転載 終了~

毎日新聞
http://bit.ly/bo4do1


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