野生動物による農林水産業への被害を防ぐため、今臨時国会で成立を目指す「有害鳥獣被害防止特別措置法案」について、与党は十日、民主党の求める修正案を受け入れた。与野党の調整がついたことで、十五日の会期末までに法案が成立する運びとなった。
民主は与党案に対し、野生動物の捕獲・駆除を強調し過ぎているなどとして大幅な修正を要求。与野党の担当議員による調整の結果、条文に《1》生物の多様性の確保に留意《2 . . . 本文を読む
効果的な鳥獣被害防止対策に取り組めるように市町村に捕獲などの権限を委譲する「鳥獣被害防止特別措置法案」が、今国会で成立する見通しとなった。同法案について与野党が10日、衆院農水委員会と本会議で11日に可決、参院に送付することで合意した。参院でも、今国会会期末の15日までに可決、成立するのはほぼ確実な情勢だ。
鳥獣被害を防止する法案は自民党が衆院農水委に先週、公明党との与党案として、いったん提 . . . 本文を読む
増え続ける野生のイノシシによる農作物の被害が近年各地で目立つなか、千葉県では捕獲したイノシシ肉を食材として活用する動きが進んでいる。販売先の東京都内の高級レストランで野生獣の肉料理「ジビエ」の定番メニューとして人気を博しているほか、船橋市の大手食品メーカーがイノシシ肉を利用したボタン鍋用のタレを開発するなど「イノシシビジネス」の可能性は大きく膨らんでいる。
≪年間被害1億円超す≫
千葉では . . . 本文を読む
ニホンジカの食害が深刻になっている飯田市南信濃で9日、県北の栄村猟友会と地元の飯伊連合猟友会南信濃支部が、合同でシカの捕獲をした。栄村からは4人が参加。8日に捕獲方法を学び、支部会員と計13人で猟場に入って2頭を捕った。両者は今後も、獣害対策の情報交換や交流を続けていく方針だ。
栄村内に最近シカが出没するようになり、村猟友会が南信濃側に「手伝いを兼ねて捕獲方法を学びたい」と打診して実現。8日 . . . 本文を読む