食農ステイション

食と農に関するお話しを徒然なるままにいたしましょう。

大学の恩師

2007年06月15日 | 食と農
昨日,関東は6日遅れで梅雨入りしました。でも今日はとても良いお天気で,あつ~い一日でした。キャンパス内のアメダスによれば,午後2時の気温は31度でした。ホントに梅雨ですか?

明朝,佐賀市に飛びます。
大学の恩師・K先生の叙勲受章祝賀会に出席するためです。K先生は80歳になられます。最近は年賀状を交わすだけの挨拶になっていますが,在学中からいろいろとお世話になりっぱなしです。卒業後も見合い相手を紹介してもらったこともありました。(その方とは添えずじまいでしたが...。)

いま私は,農産物流通論を専門にしていますが,大学時代は植物育種学研究室に在室し,卒論研究のテーマは「4倍体イネにおける葯培養の培地組成とカルスの発生に関する研究」でした。指導教官は助教授のT先生で,異数体の作出が主たる目的だったようです。

出来るだけ多くの葯培養を行うため,一部のイネは日長処理装置使って短日処理を行いました。カマボコ形のドームを毎日朝と夕方にゴロゴロと動かしていました。今なら自動ですよね。
また,何千本の試験管の培地づくりと葯培養をひたすら行いましたが,カルスの発生はほんの少しでした。トホホ。
でも,規則正しい生活と食器洗いの技術は,この頃に身についたように思います。

また,研究室では,ゼミのほかに週1回の会食があり,3年生はカレーライス作りの当番でした。お米は試験材料の余り物を使い,毎週カレールーや肉の種類を変えて,結構美味しく食べた記憶があります。

当時の研究室は教員と学生の接触は濃厚で,たった1年半の研究室の生活でしたが,学問とは何か,研究の理念は何かといったことを機会がある度に先生方と議論していました。もちろんその10倍以上はたわい無いダベリです。
約30年前のことですが,懐かしくも鮮明に思い出します。

私の現状を見ると,最近の学生との付き合いは,ずいぶんあっさりとしたものになったように思います。なかには酒に酔った私を家まで送ってくれる奇特な学生もいます。

学生諸君とは末長く付き合いたいと思っていますがどうなることやら。

佐賀空港は初めての利用です。研究室の同級生や先輩・後輩達と久しぶりに会えるのも楽しみです。


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