キャラメル

会社の夏休みは５日間ぐらいであった。　各人任意に７月２０～９月１０日の期間内に休暇を
取った。　仕事に支障が無ければ有給休暇を加えて一週間とか１０日間の夏休みも不可能
ではなかった。　

大雑把に昭和３５年位までは富士山麓の富士小山、富士カントリー。４０年位迄は軽井沢周辺、
４５年までは北海道、５０年迄は福島の白河高原でのゴルフ三昧の夏休みだった。

北海道の土産は「白い恋人」がお決りでした。　石屋製菓ご健在の頃でした。
その後「白い恋人」は、ある問題発生で空港の土産売り場から退かれ、それもあってか
花畑牧場のキャラメルは急激に上昇気流に乗ったようでした。　

花畑牧場のキャラメルが、賑々しくテレビ毎日のように紹介されたりしていた。・・・のだが
事業所拡張で追いまくられたのでしょうね？諸問題が派生したようでした。　
生キャラメルの事は以前ほど聞かれないようだ。 ブームは去ってしまったのでしょうか。　
現役を離れ今は仙人の如く？浮世離れの爺さんは「君の名は」ではないが忘却とは忘れ去る
事なり」の日々なのである。

あ～じゃ　こ～じゃの話は止めてキャラメルです。
女房殿は「子供のようにキャラメル、キャラメルと騒いで！」と云うのですが、 私には少年時代の
友であったキャラメルには郷愁が一杯詰まっているのです。
食べたいんじゃないのです。そばに置いて眺めてみたい。・・・の気持ちだけなんです。
くるみ餅は直ぐ消え去る運命のようですよ。