知らぬが仏の数カ月でした

2020-03-30 23:23:23 | 思い出
昨秋から数か月間は女房殿の介抱に専念だけ・・・それ以外の事は
全くナッシングの日々でした。 

医師にズバリ「手のうちようがありません。悪性胃癌末期」との診断
5か月の余命云々の宣告に、妻と私は全く予期せぬ言でした。

私は「自分の人生は終わった」 と心に刻み、総てを妻に尽くす決意
をしたのです。
予告は残酷です。それに二人は戦わねばならずは本当に辛いこと
でした。

今にして思えば、精神的、肉体的に襲われ疲労の中で、5か月間の
睡眠不足の影響は今になって私に影響を及ぼしているようです。

今日の事です。 口をぼんやり開けテレビを見ているのか? 眺めて
いるのか? 無意識の中で、小指が耳に触れていました。
離した指先をチラッと見たら大きな、大きな(失礼)”耳〇〇”が着い
ていました。
数か月間、耳の存在を意識したか?・・・と自問自答した。
長期間、耳の掃除を意識するなどの余裕はなかったのは事実。

汚れに気がつかれた方が居られたかも知れず ハッとしまった。
「知らぬが仏」 耳の手入れもしない汚れに呆れられたお方様を
思うと申し訳なく存じております。
「知らぬが仏」 平然としていたであろう、 私のお粗末な話です。


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