月曜日の公園

2007-12-03 10:40:50 | 散歩
今日は昼前から夕方まで雨になるとの予報 午前8時頃 日光
はリビング一杯に射し込み その気配すら感じられない と言う
訳で早々と公園に行ってみた
実は 昨日巻尺を持参せず木の幹を測らずじまいだった

何時もの場所に あの兎くんと老人が陽を浴びて静かに遊んで
いた 「お早うございます」と挨拶 兎の頭も撫ぜながら「元気か
い」と一声 この兎くん首輪を嵌め洒落た紐で繋がれている
先代は温和しかったんだが こいつは少し気が荒いんだよと言
われ 顔を改めて見直したが そとづらはいいのだろうか私には

お淑やかな振りをしているので可笑しくなった 娘心かなあ

昨日とは逆周りで お目当てのケヤキに向かう
金井さんの著書によると ケヤキの神社林があるのは すべて
平野部 それも比較的住宅地の多い場所であり しかもおもしろ
いことにかならずそこにはイチョウの大木がある(原文)

ケヤキの幹をぐるぐる回りした所 円周は 260cm あった
直径は 82.8㎝ なので樹齢は 約 125年ぐらいかなと推察した
普段は何気なく見過ごしていたが 私の1.5倍生きていたんだ
今は亡き親父より年寄りなんだと思うと 何故か愛おしく思えて
きた 日清戦争を知っているのかなあ 関東大震災の時はどう
だったとか聞きたくなったり 太平洋戦争では焼夷弾で焼かれな
くてよかったねとか いろいろ語りかけたくもなった
「これからもずっと長生きしてね」と言って離れたが 私はこの木
を「日清戦争の木」と名づけ記憶に留める事にした

ケヤキと縁がある木というイチョウの方にも寄り道した
大きいのを選んでみたら 円周 220㎝ ケヤキと同じ計算法で
は樹齢 105 年となる それぞれが私の大先輩だ
畏敬の念をもって高い高い梢を仰ぎ見た そして長寿を祈った

これからの厳冬 いつも太陽に向かいそのエネルギーで光合成
をおこなって生きている彼らにとって 低温 乾燥 少ない日射
量は苛酷な季節となる ひとごとではなく私ら人間にとっても同
じことが言える 人間なら「自愛する」ということでコントロール
ができる 私の1月 2月の生活態度は慎重そのものです
木々も確かに諸々の防衛対策をもっているだろうが 協力してあ
げたいものだ その第一は苛めない事だと思う

樹齢にたいする目安としての数値は把握した 然しこれはあくま
でアバウト的なものとして考えたい だから私の世界観の一つと
しての知識に止めるものです

著者の金井氏も 結論的には「仮説として」と言われている
その内 公園管理事務所にでも行って話を伺ったりして勉強したいと考えています

嘘のようにあっという間の厚い雲 雨が降り出しました
昨日の公園は 子供達の喚声で賑やかで明るく賑やかでした 今日は静寂そのもの落ち着いた公園に変身です
帰宅しての熱い珈琲はまた格別 おいしかったですよ

日清戦争の木


雨で心なしか暗い公園のイチョウ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日曜日の公園 | トップ | ジムへ行こうか? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

散歩」カテゴリの最新記事