秋の高校野球・神奈川大会から、只野、田村両投手（３年生）が抜けた。
慶応高校新チームの実力や如何にと、大いなる期待を胸に保土ヶ谷球場に足を運んだ日を思い出す。
あれは９月１３日だった。慶応の緒戦は東海大相模だった。
ついこの間、夏の甲子園を目指し、両校は劇的な熱戦を展開。素晴らしい優勝決定戦を戦った。
その両校の対戦とあって球場は超満員、外野芝生席を開放する有様であった。
私は新チームとは思えぬ慶応の圧倒的な強さに驚異の目を瞠った。
そして、今後の予測を９月１３日のブログに即掲載した。
県大会優勝。関東大会優勝。慶応の試合は全部見守った。
総てを圧倒的な強さで勝ち抜いた。驀進した。
本当に凄い強豪チームだと思っている。
さて神宮大会。緒戦の光星学院（東北地区）戦は、明（みょう）投手が先発した。彼は１年生である。
私は、関東大会で２試合彼のピッチングを観たが、気の毒なくらいの不調、あっという間に纏めて失点を重ねた。
頭を下げてベンチに戻る明君を、上田監督はにこにこしながら抱きかかえるように迎えていた。
仲間達も笑いながら励まし、ハイタッチを交わしていた。
２試合続きの苦しさを経て、明君は立派に立ち直り本来の実力を発揮した。
光星学院を３安打に抑える完投。見事 ４ ： ２ で勝利投手になった。
準決勝戦の今日は、東京代表の国士舘を破った鵡川（北海道地区）との対戦であった。
先発は瀧本君。彼も１年生だが中々の逸材。明君の後を引き継ぎ好投ピンチを消し、そして逆転勝利に結びつけた。
関東大会優勝のＭＶＰは滝本君だとブログで述べた。
体もいいしバッティングも素晴らしいと見ている。将来は中軸を打てる器じゃあないかと思う。
彼も見事完投し、６ ： ０ で勝利した。
明日は決勝戦である。相手は強豪 天理高 に決定。
塾高エース白村君の腰痛はどうなっているだろうかが心配である。
温存しているのなら安心なのだが・・・然し層が厚いチームですね。
考えてみれば、白村君だって夏までは思うようなピッチングが出来ずに苦労した。明君もそうだった。
今は、毛利元就の話ではないが、強力な３本の矢じゃない強力な柱が確立された。
選手自身の研鑽と努力あればこそと思う。
私は、上田監督については敬服の一語のみ。立派な名監督でいらっしゃる。凄いチームが誕生するわけです
。
勝手ながら、西鉄の智将あの三原監督をオーバーラップして拝見している。明日の決勝戦は堂々と戦ってください。
Ｎｏ Ｃｒｏｓｓ Ｎｏ Ｃｒｏｗｎ を合言葉に前進あるのみ
