100円で首。。。

2010-02-04 20:14:00 | 社会
今日の参院決算委員会。会計検査院によれば全国31都道府県で相変わらずの不正
経理

公務員が性懲りもなく、破廉恥な行為を繰り返すのには只呆れるばかりである。
[プール]だの、[預け]だのと裏金づくりに走る姿は情けなさを痛感させられる。

民間会社では許されぬ行為で厳しく罰せられるのだが、官界は実に寛容だ。
罰する方も罰せられる方も「税金」の操作に関わる事柄なので、基本的に甘さが有るか
らだろうと思う。

敗戦直後の東京は焼け野原。建造物は消え、見通しのよいフラットな都市であった。
当然働く事業所数も少なく、就活も困難を極めた時代であった。

私が就職した昭和26年以降もまだまだ就職難時代であった。
新入社員の頃デパートなどに納品する配送部所属のトラック運転手さんと仲よくなった。

ある日そのWさんがしょんぼりした顔で私を呼んだ。40歳で子供は二人の父親だった。
「お世話になりました。今日限りで退社ということになりました」と挨拶された。

「突然・・・どうされました」と聞くと・・・。
「首になりました」…とのことだった。トラックのバッテリーが劣化、即ち寿命がきた。
新品と入れ替えた迄はよかったのだが、お役御免のバッテリーの処理法を間違った。
古物屋だか何処だか忘れたが、始末を頼んだ時100円だかを受け取ったらしい。

罪悪感もなく軽い気持ちでポッケに入れたらしい。同僚にそれを洩らしたらそれが課長
に伝わって問題化した。懲戒解雇である。

現在の学卒初任給は22万円ぐらい。私らのころは1万円だった。
だから、2200円ぐらいの金額で首というわけだ。どうせ捨てるバッテリーだからと罪の
意識はなく、気楽に考えていたらしい。

悲劇だった。当時は免許証を持っている人はまだ少なかった。
間もなく「再就職できました」と便りが有った時はほっとした。

民間会社というのはこのような厳しいものがある。それに較べるとお役人は・・・。

ところで、ここ数日の寒さ 熱燗がいいようである。

今日の一言。酒は飲むものでしたね。やりすぎたかな

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