六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

スゴイぞ、アキバ系!

2005年08月25日 | 日々のこと
 昨夜はダーリンが同僚に突然拉致られて飲みに行ってしまったため、ヒマになった私は、見るともなしに「トリビアの泉」を見ていた。

 昨日の新聞のテレビ欄、番組解説には「大検証 実録《電車男》・・エルメス美女が絡まれた時 秋葉男は本当に助けられるのか?」とあった。

 正直に告白します。私は全っ然期待してなかった。

 ・・まぁ、いくら秋葉原とはいえ、いわゆるアキバ系でない男性もショッピングに来るだろうから、助ける男性が皆無とは思わないけど、それでも確率的に言って、せいぜい2~3割がいいとこだろうと思っていた。

 ところが!
 調査した100人中69人! 何と7割近くの男性が、美女を助けようとしたのだ! それも、典型的アキバ系に見える(失礼!)男性が、がんばっているではないか!!

 しかも、男性たちは、美女に絡んでいる酔っ払い役の《悪者》に対し、無闇につっかかっていったり高圧的に向かっていく人は少なくて(中にはちょっとハラハラする態度の男性もいたが・・)周囲の状況をよく見、慎重に判断し、美女と自分の安全を確保するのに最善の方法を短時間で懸命に考えながら、勇気を振り絞っているのがありありと見てとれた。
 彼らの対応は、マンガやドラマで見るようなスマートなものではなかった。むしろ不器用な印象で、必ずしも格好良くは無かった。
 でも、無我夢中で必死になっている姿・・慢心や自己陶酔とは対極にあるその姿は、《カッコ良かった》。『ドブネズミ~♪みたいに~美し』かった。ちょっぴり涙が出そうなくらい、感動的だった。
 こういう姿に惚れる女は、案外多いと思う。

 また、助けられずに逃げてしまった男性も、《見て見ぬふりで無表情に通り過ぎ》たのではなかったし、あとで事情説明とインタビューに応じて「怖かったです・・ボクには無理と思った」と告白しているアタリ、ちゃんと《他者を感じる心》を持ち、自分をその場にコミットさせていることが分かる。こういう男性は、人生経験を積んで勇気をもつことさえ出来れば、いい男に変身する可能性がある。

 どの男性も、けなげで、可愛かった。

 そして、恥ずかしくなりました。
 私も、アキバ系というだけであるイメージを抱き、そこから男性を色眼鏡で見て、予断で過小評価していたんだなぁと。 凄く反省しました。

 見直したゾ、日本男児!