米大統領選と日本の自民党総裁選・・・

　17日の中秋の名月、見事なお月さまだったネ。お団子もススキもなかったけど…。
　

　現在、アメリカでは11月の大統領選、日本では自民党の総裁選と報道はますますヒートアップ。マスコミは当分、ネタには困らないだろう。
　総裁選が自民党内のお祭りならいい、だが日本では与党の総裁＝内閣総理大臣とほぼ決まっている。なのに今回は、どう考えても国家のリーダーにふさわしくない人物が注目されているのがおもしろくない。もし米大統領と日本の総理が、予想されているとおりの人物になったら世界はどうなるだろう。考えるだけでも恐ろしいわ。

　アメリカのトランプ前大統領は暗殺未遂と見られる事件が起きた原因は、バイデン大統領やハリス副大統領による自身への批判が事件につながったと言ったとか。「良いことは自分のおかげ」「悪いことは他人のせい」、これがトランプ思考だから、きっとそういうと思ったわ！　
　しかしどう考えても分からない。もしトランプの言う通りなら、バイデン大統領やハリス副大統領の支持者が犯人ということになる。だがハリス陣営に、自分の命を賭けるほど熱烈な支持者がいるとは思えない。ギャング抗争でもあるまいし…。
　なんでも犯人は、以前はトランプ支持者だったが、最近のトランプに失望したとか。失望がうっ積すると憎しみに変わるというが、いずれにしても正常な思考ができなくなっているのだろう。
　先日もトランプは「ハイチからの移民がペットの犬や猫をさらって食べている」と言った。こういう非常識なことを言うトランプでも支持者は無条件で受け入れる。知的レベルが低いとは言わないが、賢いとも言い難い。だがこういう絶対的支持層がトランプを強くさせるのだ。また副大統領候補バンスもトランプによく似ているから始末が悪い。

　さて本題は自民党総裁選である。いつもの読者投稿川柳「裏金はもうナインだと手をつなぎ」「大風呂敷広げるだけでたためるの」がいい。座布団３枚進呈だ！
　総裁選がはじまった当初は、一時は「大本命」とされた小泉進次郎だが、だんだんボロが出てきて、「もう進次郎はおしまい」という声もちらほら。「小泉君に日本のかじ取りをまかせたい」と言った菅元総理、「小泉氏より他にいない」と立候補を断念した斎藤経産相、野田さんなどなど勝ち馬に乗ろうと支持を表明したのに、今頃はあわてているだろうネ。
　総理総裁を目指す人の知的レベルがこの程度とはあまりにひどすぎる。「トルドー首相は、就任した年は43歳です。私は今、43歳です。この43歳、総理就任というトップ同士が胸襟を開き、新たな未来志向の外交を云々」。また北朝鮮の金正恩総書記について、「同世代同士のトップであり、父親同士が会ってますから。同世代同士、新たな対話の機会を模索したい云々」などなど。単なる思い付きでポンポンと発言しているのか、それとも圧倒的な知識不足か。発言するたび自爆していることにも気づかないようだ。
　この人を日本のトップに祭り上げようとした先輩議員や同僚議員たち、「勝ち馬」に乗って大臣の椅子でも期待していただろう。だが推薦人氏名は公表されているから、次期衆院選はヤバいかもよ！