見た目がいくら若くても…ネ・・・

　清々しい秋の空がすてき！ 　今日もいいお天気になりそうだわ。


　８月の初めに２つ違いの姉が腰椎圧迫骨折で入院。検査の結果、椎間板ヘルニアも併発していたそうだ。約２カ月、投薬とリハビリで何とか歩けるようにはなったが、ヘルニアによる痛みは完全には治らないとか。病院でリハビリはしていたが、このままでは体力は落ちるし足腰も弱ってくる。普通の生活に戻るのが一番いい、というので退院したという。
　娘は一人暮らしの母親が退院して困らないように、とりあえずリビングの一角を仕切ってベッドを置いて階下で寝起きできるようにした。そして業者に頼んで階段と、洗面所・浴室内へ手すりを付けてもらった。これらは介護保険の「住宅改修費」を利用すれば１割負担ですむ。入院中に一応、要介護認定の申請はしたが、認定結果が出るのは日数が掛って、結局、改修が終わった頃に「要支援１」という認定が下りた。が、適用されず全額自己負担となった。
　長い時間立っていると腰が痛くなるし、かといって座り続けるのもよくない。痛みが出たら横になれば楽になるというからまだいい方だろう。が、何をするにもモタモタ、ガラッと変わってしまった。今ではできなくなったことがたくさんあり、日々の暮らしに戸惑っているという。
　運転免許証は退院してすぐに返納。本人曰く「歩くのさえままならないのに車の運転ができるわけがない」と、潔さはお見事！　これまで医者に歩きすぎると言われていたウオーキングも中止、今では家の前を行ったり来たりしているだけ。買い物にも行けないのでコープを利用することにしたそうだ。
　姉は長年高額な化粧品を使用していたおかげだろうか、色白で年のわりにはシミ・シワが少ない。悔しいが見た目は私よりもずっと若く見える。が、現実は腰椎圧迫骨折だの、ヘルニアだのと、やはり実年齢はごまかせない。いわゆる実年齢より体力年齢が低いということだ。
　たった３、４ヶ月でこれほど体にガタがくるとは…、こうした現実はなかなか受け入れられないだろう。私も骨折で入院、退院した直後はそうだった。毎日イライラしていたが、日にちとともにだんだんと慣れてきて、多少動きが鈍くても自分で加減しながら動けるようになる。まあ私同様、姉も頭と口が達者だから…ネ。きっと娘が手こずるだろうと思うわ。