ネットで検索したら、「やらせ」とは、【テレビや新聞などで事実にはないことを演技させ、その映像や写真を使った虚偽の内容を報道することである。やらせは元々業界用語であったが、1985年テレビ朝日『アフタヌーンショー』の報道にやらせがあったとして話題となり、一般にも浸透した。また、報道に関係なく、事前に打ち合わせた内容を自然に振る舞わせる様々な行為に対してやらせが使われるようになる】とある。
また、「やらせ」の一種である「さくら」とは、【客の購買意欲をそそるため、客のふりをして品物を褒めたり、高く買い物をする仲間のこと】である。最近はあまりこの言葉は聞かれなくなったが、視聴者参加型のバラエティ番組などでスタッフの合図で一斉に拍手をする見学者も「さくら」である。また、選挙の街頭演説などで党員を参集させ、拍手や掛け声で候補者の人気をあおる人たちも「さくら」といえよう。
元NHK職員で経済評論家の池田信夫氏は、「昔はNHKでもやらせはたくさんあった」と言っていたが、今でもテレビを見ていて「やらせ」だと思うような場面がたくさんあるが、それが社会に悪影響を及ぼさない限り問題とはならないのだろうと思う。
先ごろ、マスコミをにぎわした「九州電力やらせメール事件」、やっと沈静化したかに見えたが、今度は、古川佐賀県知事の発言が「やらせメール」を誘発したのでないかという疑惑が浮かび上がっている。以前から、古川知事と玄海町の岸本町長は九州電力との密着した関係が取りざたされたこともあるようで、何かしら不透明なものを感じるのも当然のことか。
だが、「やらせ」は九電だけの問題ではなくなった。今度は、原子力安全・保安院が原子力発電所関係のシンポジウムで「やらせ」質問を要請していた問題が発覚した。それも1社だけでなく、多くの電力会社で、参加者の動員が常態化していたことも明らかになったという。
今のところ公表されたのは2007年の中部電力、2006年の四国電力伊方原子力発電所だが、これで終わりということにはならないだろう。当時の政権与党は自民党だが、これに対して逢沢国対委員長は記者会見で「もし事実なら、大変遺憾なことだ」と歯切れが悪かったという。
それもそのはず、今が世論の支持を挽回するチャンスなのに、つい先ごろには、電力9社の役員・OBらによる自民党の政治資金団体「国民政治協会」への個人献金が明らかになった。電力業界は1974年に電気料金引き上げへの批判をかわすために企業献金を中止したが、それ以降も個人献金を偽装して自民党に献金してきたのは明白で、福島第1原発の事故を受け、原発政策をゴリ押ししてきた自民党と電力業界の“癒着”があらためて問題になりそうだというから、弱り目に祟り目といったところか。
話は変わるが、これらの問題が明らかになる少し前、自民党は、報道機関の論調を調べ、内容に問題があれば対抗措置を講じる「メディアチェック」の担当議員を新設したという記事があった。
自民党の支持率が思うように伸びない原因の一つに報道機関の自民批判の影響があると見ているためだとか。主にテレビ報道を点検し、事実誤認や公平性を欠く内容があれば、局側に抗議したり、放送倫理・番組向上機構(BPO)などの第三者機関に申し立てたりする方針だという。
メディアチェックの導入は石原幹事長が主導したそうで、衆院の当選回数別の懇談会で、若手から「なぜ党の支持率が上がらないのか考えるべきだ」との意見が提起された際、石原氏は「自民党を批判するテレビのコメンテーターが悪い」と、テレビ報道に強い不満を示したという。が、自分たちの自助努力の欠如をテレビのコメンテーターのせいにするのはいかがなものか。国民はこれまでの自民党をよく知っているということだろう。
失敗が許されない生番組ではあらかじめ打ち合わせがあるのは当然のことです。
一概に「やらせ」と言っても、悪質なものもあれば仕方ない場合もあるでしょう。どう判断するかは私たち次第ですね。
原発に対して私たちは深い知識がありません。そうした場合、判断の根拠が左右されるような「やらせ」行為はフェアーではありませんね。
ようするに私たちも勉強して賢くならないといけないのですね。
これってやらせ?
羽田空港で買い物をしていた時のこと、客のいない店で妻と二人で品定めをしていると、ものの3分もしたら私の後ろに20人程の行列ができました。
これってやらせ?いや日本人特有の集団心理ですね。
あれが悪い、これも悪いと言っていたら、世の中廻って行きません。大事なことは周囲に振り回されない確りした自分の考えを持てるようになることではないでしょうか。
人間は二面性を持っているといわれるように、どの分野においても虚実ないまぜは珍しくないと思っています。
「ウソも方便」「本音と建前」という都合のいい言葉がありますが、今の世に真実だけを求めることはできません。
考えてみればテレビの旅番組にしても前もって打ち合わせができているし、公開番組では進行は打ち合わせ済み、こういったことも一種の「やらせ」ですよね。
利害が絡む「やらせ」はもってのほかですが、そういった事例が次々と明らかになってゆく昨今、情報源が新聞しかなかった時代に比べると、今の発達した情報社会がいいのか悪いのか疑問に思います。
世の中には私たちの知らないことがたくさんあることを改めて知りました。「美しい日本」なんて言葉がウソに聞こえます。
立場ではありませんが、ネットを見ていると、今のメディアは腐りきっている(ごめんなさい)と言う発言が多く見られます。twitterなどを見ていると、今の政治やメディアのあり方に不満の声が多くあり、テレビだけを観ていると、本当の真実が見えてこないと嘆いています。うちの母もテレビで情報を得ているので、私との会話にズレがでること再々あります。私は気になることをすぐ検索して納得いくまで見まくります。
テレビだとカットして編集するので、都合の悪いものはどんどん消され、都合のいいものを編集して繋げる。いわば捏造です。
チャングンソク問題もありましたね。
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実際集まっているファン?は100人もいたのか?テレビでは800人のファンが集まっています!とデマを言って。嘘ばっかりつくし、番組は代わり映えのないクイズ番組が多くて、段々とテレビ離れをしている人達が増え、ネット寄りの人達のほうが増えています。うちの母はPCができないので、テレビに流されっぱなしでいますが、仕方ないですよね。今の日本のメディアは真実を語ることはタブーになっているかのように、捏造された報道ばかりです。何故こんな日本になってしまったのか。
これでは視聴率も落ちるでしょう。悲しい国。