穏やかな朝に小さな幸せ・・・

　この時季、ウオーキング中に目にする山の青葉の美しいこと。雨上がりの朝はとくに緑が鮮やかで、葉先に朝露がキラキラ光っていたり…。森のあちこちから朗らかに響くウグイスの声。あたりを見回しても「声はすれども姿は見えず」というとおり、まったく姿をあらわさない。
　今、山に咲いている花は、なぜか白い花が多い。小さな実をつけた木もある。つまずかないように下を見て歩かなくてはならず、デジカメを持って出た朝はなにかと気忙しい。いつもより30分くらい時間が長くなるが、これがウオーキングの楽しみだからしんどいなんて言わないよ。
　ウオーキングの折り返し点にある白ツツジ、枝でなく地面に生えているみたい。

　可憐なノイバラ、いいネ！









　もうビワの実がなっている。喜ぶのは鳥だけか、人はだれも採らない。

　土地の古老が言うには「子どもの頃は山イチジクいうとった」と。

　真っ赤なルビーのような実、そのうち下の３つの実も真っ赤になるんだね。


　山から平地の道に戻ると、数羽のツバメが頭の上すれすれに飛び交って、ときに電線で一休み。今は子育ての真っ最中だ。ある家の巣には小さなツバメの子が３羽、頭を揃えてチュンチュン可愛い声で鳴いている。やがて親ツバメと一緒に飛び立ってゆくのだろうね。
　山辺の道の草むらにも色々なかわいい花がいっぱい。目を凝らしてしっかり見ないと見逃してしまいそうな小さな花だが、一生懸命踏ん張って生きているんだね。



　だれが植えたのか、毎年おなじところに咲くカラーの花。清楚な花がすてき！