ガソリンの暫定税率が5月1日、1カ月ぶりに復活。約25円下がったものが原油価格の高騰もあって、今度は約30円の値上がりというのだから、なんだか詐欺にあったような気がしないか。こうなることは最初から分かっていたことだが、結局、人心を惑わし、世間を騒乱させただけである。
与党が悪いのか野党が悪いのか、深く追求するのもアホらしい気がしている。こうなったら、福田総理が30日の会見で、「道路財源に関する無駄遣いについては、不適切な支出を直ちにやめること、随意契約を競争的な契約に変えること、不要の天下りを徹底排除することなどを決めました。この際、すべての省庁、独立行政法人、関連公益法人に至るまで、無駄な歳出を徹底的に洗い出し、無駄ゼロに向けた見直しを断行してまいります。また、公務員制度改革や公益法人改革を徹底することにより、いわゆる天下り制度についても抜本的に是正することをお約束いたします」と大見得を切ったが、もうこの約束を徹底的に遂行してもらうしかない。
それが出来なければ野党に政権を渡してもらおう。野党だとて、言うことすることにイマイチ現実味がない。また、官僚が絶大なる力を持っている今、誰が総理大臣になろうとそうそう事が順調に運ぶとは思えないが、大言壮語するからには自信があるのだろう。
話は変わるが、道路特定財源でやりくりされているのが道路整備特別会計、これが無駄遣いの温床になっているのである。その無駄遣いの最たるものが、国交省が全国14カ所の国道の地下に整備した駐車場で、約995億円の国費で整備後、同省の天下り先でもある所管公益法人が管理・運営を担っている。その他、ミュージカル上演、マッサージチェアやカラオケセットの購入、タクシー券の不明朗な使用など、役人の使い放題である。
しかし、税金の無駄遣いは国交省に限ったことではない。社保庁の“ヤミ専従”問題。該当するのは97年度以降30人おり、返還するべき給与は総計約9億円に上るという。
また先日、茨城県国保連合会が10億円の保険料を職員に着服されたというあきれた事件。一職員がこれほどの大金をなぜ易々と引き出すことができたのか。地方自治体で10億円といえば大変な金額である。
これまでにも各省庁の数々の不祥事が明らかにされたが、要は自分の腹が痛むわけではないから金銭管理に対する責任感がないのであろう。これからは全て連帯責任で、関係部署全職員に返還義務を負わせるべきである。
しかし、一番の問題は天下りだ。元道路公団総裁・鈴木道雄氏の生涯給与額が約10億円、この人だけに限らず官僚トップが役人時代とその後の天下り「渡り鳥」生活で得た金額は相当なものらしい。まさに「怒髪天を衝く」である。
鈴木氏は1989年から2年間、建設省事務次官を務めた後、7年間も道路公団総裁として君臨し、最近まで14の公益法人の役員を兼任し、その内の9法人が道路関係法人だったそうである。この鈴木氏の生涯給与を計算(02年度の俸給での試算)すると、
● 旧建設省在職中の給与・ボーナスの総計は3億8,000万円、退職金が8,500万円で、役所退官までに4億6,000万円。
● その後の道路公団副総裁は7ヵ月の在任だが、給与・ボーナス、退職金の合計は1,400万円程度。
● 道路公団総裁には7年3ヶ月間在職。給与・ボーナス・退職金の合計は2億円超。
● さらに、道路環境研究所と関東建設弘済会の理事長を務めているので、兼任していた法人からの収入を含めずとも、2億8,000万円。
合計すると、何とわずか20年足らずの間に9億5,000万円。普通の会社員が年収500万円で40年働いてやっと2億円、なんだかもうバカバカしくなってきた。
与党が悪いのか野党が悪いのか、深く追求するのもアホらしい気がしている。こうなったら、福田総理が30日の会見で、「道路財源に関する無駄遣いについては、不適切な支出を直ちにやめること、随意契約を競争的な契約に変えること、不要の天下りを徹底排除することなどを決めました。この際、すべての省庁、独立行政法人、関連公益法人に至るまで、無駄な歳出を徹底的に洗い出し、無駄ゼロに向けた見直しを断行してまいります。また、公務員制度改革や公益法人改革を徹底することにより、いわゆる天下り制度についても抜本的に是正することをお約束いたします」と大見得を切ったが、もうこの約束を徹底的に遂行してもらうしかない。
それが出来なければ野党に政権を渡してもらおう。野党だとて、言うことすることにイマイチ現実味がない。また、官僚が絶大なる力を持っている今、誰が総理大臣になろうとそうそう事が順調に運ぶとは思えないが、大言壮語するからには自信があるのだろう。
話は変わるが、道路特定財源でやりくりされているのが道路整備特別会計、これが無駄遣いの温床になっているのである。その無駄遣いの最たるものが、国交省が全国14カ所の国道の地下に整備した駐車場で、約995億円の国費で整備後、同省の天下り先でもある所管公益法人が管理・運営を担っている。その他、ミュージカル上演、マッサージチェアやカラオケセットの購入、タクシー券の不明朗な使用など、役人の使い放題である。
しかし、税金の無駄遣いは国交省に限ったことではない。社保庁の“ヤミ専従”問題。該当するのは97年度以降30人おり、返還するべき給与は総計約9億円に上るという。
また先日、茨城県国保連合会が10億円の保険料を職員に着服されたというあきれた事件。一職員がこれほどの大金をなぜ易々と引き出すことができたのか。地方自治体で10億円といえば大変な金額である。
これまでにも各省庁の数々の不祥事が明らかにされたが、要は自分の腹が痛むわけではないから金銭管理に対する責任感がないのであろう。これからは全て連帯責任で、関係部署全職員に返還義務を負わせるべきである。
しかし、一番の問題は天下りだ。元道路公団総裁・鈴木道雄氏の生涯給与額が約10億円、この人だけに限らず官僚トップが役人時代とその後の天下り「渡り鳥」生活で得た金額は相当なものらしい。まさに「怒髪天を衝く」である。
鈴木氏は1989年から2年間、建設省事務次官を務めた後、7年間も道路公団総裁として君臨し、最近まで14の公益法人の役員を兼任し、その内の9法人が道路関係法人だったそうである。この鈴木氏の生涯給与を計算(02年度の俸給での試算)すると、
● 旧建設省在職中の給与・ボーナスの総計は3億8,000万円、退職金が8,500万円で、役所退官までに4億6,000万円。
● その後の道路公団副総裁は7ヵ月の在任だが、給与・ボーナス、退職金の合計は1,400万円程度。
● 道路公団総裁には7年3ヶ月間在職。給与・ボーナス・退職金の合計は2億円超。
● さらに、道路環境研究所と関東建設弘済会の理事長を務めているので、兼任していた法人からの収入を含めずとも、2億8,000万円。
合計すると、何とわずか20年足らずの間に9億5,000万円。普通の会社員が年収500万円で40年働いてやっと2億円、なんだかもうバカバカしくなってきた。
道路は必要ですが「はじめに工事ありき」で道路のためより税金をどう業界に勝手に持ってゆくかが道路財源のネライですが誰も口をつぐんで言いません。一般財源に入れてから堂々と使ってもらいたいものです。
野党がどれだけ政権担当能力があるかわかりませんが、交替によってより悪くなることは考えられません。10年腐権といいます。保守政治家でも立派な人がいますが個人では何もできないでしょう。抵抗勢力とかに潰されてしまいます。アメリカなどが奇妙に共和党と民主党で政権交代しているのは交替による自浄能力が働くのかも知れません。
何かが変わらないと何も変化しないと思います。
今の国会は政治家のパフォーマンスばかり目立ちます。
もうこうなったら解散、選挙しかないでしょうが、政権交代して果たしてうまくいくかどうか。
政治家はどんな世の中になろうと一向に生活には困らない。それこそ日がたてば報酬が入るのですから、これほどいい職業はありません。
みんなが政治家になりたがるはずですね。
仰せのように不要なコメントを削除いたしますね。