しょせんは一つ穴のムジナだろ！・・・

　予報では曇りだったけど、いいお天気で暖かい朝でした。

　自民党は５日午前。裏金問題で政治資金収支報告書を訂正した議員リストをまとめ、立憲民主党に提示した。リストは2020～22年の３年間分で、記載がある議員は安倍派、二階派のみ。安倍派は、訂正分を含めて18～22年の５年間で所属議員95人（元職などを含む）への総額６億7654万円の寄付が記載されていなかったという。裏金を全部集めて被災地へ持っていったら喜ばれるだろうよ！
　今朝の新聞に、松野前官房長官が865万円の不記載を訂正したとあった。そのうち22年の報告書の訂正で、ホテルや料亭での会合費546万円を支出に加えたとか。みんなこれと同じようなことをしているのだろうなあ。ただ酒飲んでうまい料理を食べて結構なご身分だネ！　　

　少しさかのぼる２月２日、自民党幹部による安倍派議員のヒアリングが行われた。それも党側の調査は党本部ではなく、千代田区内の２つの高級ホテルだったとか。
　収支報告書に記載せずに派閥からキックバックを受けたことが明らかになった安倍派議員１人１人が個別に呼ばれる形で、対面で行われたとか。「何時にどこに来てください」と呼ばれた安倍派議員は、部屋の中で待ち受ける２人の党幹部と向き合う。党幹部は“検事役”となり、裏金について「いつ、どこで、何に使いましたか?」「なぜ収支報告書に記載しなかったのですか?」など質問する。だが派閥が違ってもみんな「一つ穴のムジナ」だ。ムジナがムジナから聞き取り調査だなんて、ただのパフォーマンスだろう。「一生懸命やっている」ふりをしているだけだと思うよ。
　４日、テレビに出演した弁護士の橋下徹氏が、この聞き取り調査について語っている。調査にまで高額な使用料がかかるとみられるホテルを使う自民党側の金銭感覚を疑問視。「だいたいこの調査を都内高級ホテルでやるってどういうことですか」と指摘し「高級ホテル？　まずここの感覚がおかしい」と激怒したという。
　また党幹部が所属議員を調査する構図にも疑問を示した。「いま世の中にいっぱい不祥事を起こした企業が出てきているが、第三者調査に経営幹部や幹部が入るわけがない。（自民党幹部は）外れなきゃいけない。何考えているんですか、自民党は…」と、怒りが収まらない様子で訴えたという。
　全く同感である。私も２日のニュースで知って「なぜホテルでやるの？」と不思議だった。１人ずつ個別に聴取するという聞き取り調査にホテルでなければならない理由は何か？　そういえば特捜が扱う事件で、容疑者や参考人が政財界などの「大物」の場合はホテルを使うことが多い。それを真似たのか？　馬っ鹿じゃなかろか！　ホテルへ代はたぶん政党助成金から支払われるのだろうが、原資はすべて国民の税金だ。こんな無駄が積もり積もって大金になる。国の借金が減らないのは当たり前だネ！💢👿